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- 作品番号
- 1733711
- 最終更新
- 2025/01/11
- 総文字数
- 86,987
- ページ数
- 11ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 25
- ランクイン履歴
総合12位(2025/01/17)
ヒューマンドラマ1位(2025/01/15)
ウザいウザい。
なにそれ、正気?
ありのままなんて、きれいごと。
だってこんな世界、うそつかなきゃやってらんない。
みんな大好き?
だいきらい。
私ら最強?
イタイイタイ。
じぶんを守るためには、うそが大切。
笑顔も言葉も彼氏も、ぜーんぶうそ!
この世界は〝青〟くない。実際は真っ赤っか。
だって、青春は、殺し合いだから。
だから私は、殺される前に殺してやるの。
過去のトラウマに縛られ、集団で浮かないことを常に意識して生きる亜子
×
美人であるがゆえに周囲に敬遠され、本当の友だちを作れないみやび
×
女子の集団から浮いた存在でありながらも、ブレずにじぶんを生きる茉莉奈
彼女たちは、テロリスト。
今日も血を流しながら青春を謳歌する。
それぞれがそれぞれの青春をぶち壊す〝青春テロリスト〟たちの結末は――?
※こちらは第9回スターツ出版文庫大賞【大賞】受賞作品です。
- あらすじ
- 高校二年に進級した亜子は、今年も一軍に属するため、美人で優しいみやびと友だちになる。
だれもが羨む彼氏もいて、華やかな青春を送っていた亜子。
しかし、遠足の班決めでみやびがクラスメイトの月宮茉莉奈を誘ったことから、彼女の完璧だった青春は狂い出す――!
この作品のレビュー
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受賞作という事で大事に読みました。 女子同士の嫌~な部分を巧みに書きつつ、溜まっていた鬱憤が一気に爆発するまでの描き方は見事。私はオッサンですが、「ああ、高校時代ってこういうのってあったよね」と謎のJK気分を味わう事が出来ました(笑)。 期待している通りの女子同士のドロドロした部分だけでなく、ダメになりかけた時にどうするのか。クズで不器用な三人がそれぞれの答えを出していく過程が良かったですね。 今の時代にすごく刺さるのではないかなと。ドラマ化とかもやりやすそうですね。
この作品の感想ノート
作品拝読しました!
序盤からすごく分かる……女子の中で生きていくのは大変だもんね……と共感して読んでいました。
全員の心の叫びがちゃんと納得できて、綺麗なものではなくて、だけどたぶん誰も間違ってもいない。そう感じました。
観覧車降りた後のみやびちゃんの発言からの怒涛の展開が全然想像できず、でもすごく素敵な終わり方でした。妥協するわけではなくて、ぶつけ合って、反発して、それでも一緒にいたいと思えるのなら、それは間違いなく友達ですよね。
素敵な作品をありがとうございました!
作品拝読しました!
女同士のやきもきする関係や、キャラクターごとに紡ぎ出されるそれぞれの本音がとてもリアルで、気づいたら一気読みしていました。
テーマパークで3人がぶつかり合うシーンがハラハラ、ヒリヒリして、全員の主張に共感しまくりました。
3人がそれぞれ違う悩みを抱えていて、きっといつまでも分かりあうことはできないのだろうけれど、それでもお互いを許してそばにいようとするラストもグッときました✨
感想下手ですみません。。
全体を通して、全員がまるで生きているかのような瑞々しい文章が素敵でした!
これからも応援しています。