青春テロリズム

ヒューマンドラマ

朱宮あめ/著
青春テロリズム
作品番号
1733711
最終更新
2024/10/19
総文字数
86,985
ページ数
11ページ
ステータス
完結
いいね数
1
ランクイン履歴

ヒューマンドラマ18位(2024/10/26)

ランクイン履歴

ヒューマンドラマ18位(2024/10/26)

 青春って素晴らしい。
 青春って美しい。

 ウザいウザい。
 なにそれ、正気?
 ありのままなんて、きれいごと。
 だってこんな世界、嘘つかなきゃやってらんない。

 みんな大好き?
 だいきらい。

 私ら最強?
 イタイイタイ。

 じぶんを守るためには、うそが大切。
 笑顔も言葉も彼氏も、ぜーんぶうそ!

 この世界は〝青〟くない。実際は真っ赤っか。

 だって、青春は、殺し合いだから。
 だから私は、殺される前に殺してやる。


過去のトラウマに縛られ、集団で浮かないことを常に意識して生きる亜子。
 ×
美人であるがゆえに周囲に敬遠され、本当の友だちを作れないみやび。
 ×
女子の集団から浮いた存在でありながらも、ブレずにじぶんを生きる茉莉奈。

彼女たちは、テロリスト。
今日も血を流しながら青春を謳歌する。

それぞれがそれぞれの青春をぶち壊す〝青春テロリスト〟たちの結末は――?

あらすじ
高校二年に進級した亜子は、今年も一軍に属するため、美人で優しいみやびと友だちになる。

だれもが羨む彼氏もいて、華やかな青春を送っていた亜子。

しかし、遠足の班決めでみやびがクラスメイトの月宮茉莉奈を誘ったことから、彼女の完璧だった青春は狂い出す――。

※アンチ青春コンテスト応募作品。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

作品拝読しました!
序盤からすごく分かる……女子の中で生きていくのは大変だもんね……と共感して読んでいました。
全員の心の叫びがちゃんと納得できて、綺麗なものではなくて、だけどたぶん誰も間違ってもいない。そう感じました。
観覧車降りた後のみやびちゃんの発言からの怒涛の展開が全然想像できず、でもすごく素敵な終わり方でした。妥協するわけではなくて、ぶつけ合って、反発して、それでも一緒にいたいと思えるのなら、それは間違いなく友達ですよね。
素敵な作品をありがとうございました!

2024/11/01 01:31

作品拝読しました!
女同士のやきもきする関係や、キャラクターごとに紡ぎ出されるそれぞれの本音がとてもリアルで、気づいたら一気読みしていました。
テーマパークで3人がぶつかり合うシーンがハラハラ、ヒリヒリして、全員の主張に共感しまくりました。
3人がそれぞれ違う悩みを抱えていて、きっといつまでも分かりあうことはできないのだろうけれど、それでもお互いを許してそばにいようとするラストもグッときました✨
感想下手ですみません。。
全体を通して、全員がまるで生きているかのような瑞々しい文章が素敵でした!
これからも応援しています。

2024/10/21 20:15

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