妖帝と結ぶは最愛の契り【長編】

後宮ファンタジー

緋村燐/著
妖帝と結ぶは最愛の契り【長編】
作品番号
1706014
最終更新
2024/10/19
総文字数
83,145
ページ数
22ページ
ステータス
完結
いいね数
151
ランクイン履歴

総合17位(2023/10/18)

後宮ファンタジー2位(2023/10/15)

ランクイン履歴

総合17位(2023/10/18)

後宮ファンタジー2位(2023/10/15)

妖が統べる国・故妖国。
妖の影響なのか平民である人間にも稀に異能を持つ者が現れる。
予知の能力を持って生まれた美鶴は、気味が悪いと両親からも疎まれていた。

愛されることも諦めていた美鶴は、ある日自分の死を予知してしまう。
これも運命かと諦めていた美鶴を助けたのは運命すらもねじ伏せる妖の帝・弧月だった。

「その力、俺の妻として俺のために使え」

死の運命からすくい上げられ彼の唯一の妻となった美鶴。
一夜だけを供にし、その後は花を一輪贈られるだけの日々。
それでも今までにない穏やかな日々に美鶴の心は癒されていく。

そんなとき美鶴の妊娠が発覚し、弧月の寵愛は深まっていくのだった。


愛を忘れた娘が優しさに触れ愛を思い出す平安後宮懐妊シンデレラストーリー。

妻として、母として――娘は強くなる。

'23/09/17〜'23/10/11

*短編作品を改稿し長編化したものになります。

この作品のレビュー

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品の感想ノート

よくある和風シンデレラストーリーと思い読み続けておりましたが、美鶴を虐げていた母親が、火事に遭遇し行方知れずの自分のことを想い、病に伏しているているから見舞いに行く行為が、それまで幾つか読んだ物語と大いに異なり感激した所です。知らぬこととはいえ、妊娠中に妖帝の番の印をお腹の子に付けられた本能から、妖帝に嫁ぐ前にその番である娘を亡くす後悔の念が、病に侵される結果を招いたのかどうか解りませんが、実父や実妹とは違う感情で、実母を苦しめた結果ではないかと思います。美鶴も虐げてきた実母に対し憎悪の感情は持っていながらも、自らも子を宿し、母親としての子を想う慈愛が芽生えたから、実母を見舞いたいと思えたのでしょうか。
敢えて言わせて頂ければ、狐月と美鶴との結び付きが、番の印が要因である点と、その印が何故美鶴なのかの説明を、狐月からのセリフが欲しかったと思います。

2023/10/29 10:51

この作品のひとこと感想

すべての感想数:46

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop