2025年6月発売のスターツ出版文庫
クラスメイトから必ず一人殺してください
センタクシテクダサイ その絆、本物ですか?
[原題]センタクシテクダサイ
イラストレーター:fjsmu
- 原作を読む
※小説サイト 野いちご に遷移します。
- あらすじ
- 西暦20XX年。自殺者の急増が社会問題となる中、政府はある“実験”を開始する。ターゲットは、ごく普通の高校のクラス。だが彼らに課せられたのは、「命の重み」を理解させるという名目の“選択式デスゲーム”だった。【選択者】に指名された生徒は、1時間以内に【A】か【B】のどちらかを殺さなければならない。選ばなければ、自分が死ぬ。誰が選ばれるかわからない恐怖の中で、生徒たちは絶望に飲まれていき、生き残るために裏切り合い、嘘をつく。生き残った“最後の人物”が目にする真実とは──?
- 著者コメント
- こんにちは、菜島千里(cheeery)です。アンチブルーより『センタクシテクダサイ』を出版させていただくことになりました。はじめてのスターツ出版文庫さまからの刊行でとてもワクワクしています。この作品は、大事な人を1時間以内に殺さなければならない状況になった時、あなたは誰をセンタクしますか?と問いかける作品になっています。自分の中に潜んでいた憎悪をむき出しにする人や、自分なりの正義を追い求める人。様々な行動の中から見つけられる真実を、みなさんも探してみてください。
読後、あたたかな涙がこぼれる感動の青春恋愛ストーリー!
僕が死んでみてわかった7つのことと、君のこと
[原題]死んでみてわかった、7つのこと
イラストレーター:中村至宏
- あらすじ
- 高校生の翔也は幼少期から優秀な双子の弟・諒也と比べられどこにも居場所がなかった。そんな辛い毎日から自由になるため、学校の屋上から飛び降り死んだ…はずだった。しかし、目覚めると翔也は幽体-生と死のはざまの状態-になっていた。後悔を見つけ断ち切ることで無事に成仏ができると、魂の案内人“エンドー”に告げられる。後悔を見つけられず途方に暮れていると、幽体の翔也が見える同級生の香澄が現れ一緒に未練を探すことに。強引な香澄と過ごしていくうちに、翔也は徐々に自分らしさを取り戻していく――。
- 著者コメント
- スターツさんではアンソロジーに続き、二作目になります。冒頭で主人公の翔也が学校の屋上から飛び降り自殺を試みますが、よくある展開ではヒロインや友人が助けに来るところ、なんとそのまま死んでしまいます。彼の人生の終わりから始まる物語です。読後はきっと前向きな気持ちになれると思いますので、ぜひ読んでもらえると嬉しいです。
「本当、姉様は便利な道具よ」妹に裏切られた最下妃があやかし皇帝の子を身籠り、寵愛妃に!?
妹に裏切られた後宮の最下妃の私が今宵、ご懐妊いたしました
[原題]妖帝と結ぶは最愛の契り
イラストレーター:猫月ユキ
- あらすじ
- 予知の異能を持ち異端の娘として忌み嫌われ育った美鶴。唯一の味方だと思っていた妹は、実は美鶴を利用し、裏で美鶴が虐げられるよう謀っていた。裏切りを知り絶望の中で命尽きようとしていたその時――この国を統べる最強の妖帝・弧月に助けられる。「その力、俺の妻として俺のために使え」訳あって子を成さぬ弧月は、仮初の妻を必要としていた。彼に仕えるため後宮入りした美鶴だったが、なぜか本物の妻のように大事に扱われ戸惑うばかり。さらに、決して子を成さぬはずの皇帝の子を身籠り、皇后にすると宣言されて…!?
- 著者コメント
- はじめまして、緋村燐です。この度、『妖帝と結ぶは最愛の契り』を改題&加筆改稿して、『妹に裏切られた最下妃の私が今宵、ご懐妊いたしました』としてスターツ出版文庫さまより出版していただく運びとなりました。本作は平安後宮を舞台にしたあやかし和風恋愛ファンタジーです。予知の異能を生まれ持った美鶴が、妖の帝にその力を買われ彼の妻として後宮で過ごし、愛を知ることで強くなっていく物語です。妹のキャラが濃くなったり、登場人物が増えたりと改稿前より色濃い内容になったと思います。美鶴の成長や弧月の美鶴への思いなど、楽しんでいただけると嬉しいです。