プロフィール

かな
【会員番号】24578
高倉かな としても活動しています。

お話を通して、たくさんの方と交流できて幸せです。


▼近著
・ラスト・ゲーム
・ちっぽけな世界の片隅で。
・約束の花が咲くとき、僕がきみの光になる(書き下ろし)

▼最新刊
2021.9.25 発売予定
単行本
『昼と夜の間で、僕らは手をつなぎ合う』

作品一覧

ラスト・ゲーム
  • 書籍化作品
かな/著

総文字数/5,033

青春・恋愛10ページ

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ちっぽけな世界の片隅で。
  • 書籍化作品
かな/著

総文字数/74,883

青春・恋愛178ページ

表紙を見る

公開リスト一覧

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レビュー一覧

感服
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どこまでも精巧に練り上げられた、美しく表現豊かな文章で綴られた世界でした。 一冊の分厚い単行本を読んでいるみたいだった。世界の深さに、その深さを表す文章力と語彙力に、何度も感服させられました。到底わたしには書けない物語だと感じました。 よく見かける。声をかけた。そこから始まる、二人の友情。築かれていく、友情より家族に近い絆。深まる毎に、見えてくる影。 渡がその影を見せようと思えたのは、恒相手だったからなのだと思います。一言ではとても言い表せない壮絶な渡の過去に、渡自身に向き合えたのは、恒だったからこそなのだと思います。 一度だけで読み捨てることなどできない、大切なお話。けれど次読むときは本当に重みのある単行本で読んでみたい。そんな風に思える素晴らしい小説を、ありがとうございました。

2016/09/22 08:54
青春・恋愛 146ページ ・総文字数82,894
宝物
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高校生の祈には、父親がいない。母親はいつも忙しい。孤独を抱える祈は、ある日高校に行くのをやめてしまう。そんな祈を迎えに来たのは、32歳の見知らぬ男でーー 一度だけでは足りず、二度目を読み終えてからレビューを書いています。 大好きすぎて、どこから語ればいいかわかりません。人と人との間にいつの間にか生まれていたあたたかさや絆を、どうしてこんなにも素敵に描けるんだろう。わたしもこういう風にされたかった、こういう言葉をかけてほしかった。祈に共感して、沢山、ぼろぼろと泣きました。 この二人の関係は、この二人だからこその形であって、そしてこの形は、作者さんにしか描けない。二人でいるその空間が、いとおしかった。 もう読んで!!すっごく忙しくても読んで!!と、人に薦めて、読み終えたその方と沢山語りたい。こんなに愛おしくてたまらないお話に出会えたことが幸せです。大好きで、宝物です。

2016/09/22 07:08
ヒューマンドラマ 183ページ ・総文字数126,567
どこまでも優しい物語
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好きだった人が、友達の女の子と付き合いだした。昔は仲の良い家族だったのに、今は家の空気が悪い。積もって積もって、耐えきれなくて逃げた、その先で、環が出会ったのはーー この物語を読了してまず一言述べるなら、本当に始終、どこまでも優しいお話だったなぁ…ということです。 優しかった。お話の内容も、使われる言葉の響きも、表現の仕方も。 主人公の環に訪れた奇跡は一つだけじゃない。二つも、三つも。そのどれもに驚かされ、その奇跡の優しさに、思わず目が潤みました。すべてに、深い愛がありました。 自分の中で、勝手にねじ曲げていた世界。けれど、自分が変われば、そこに違うものを見つけられる。 明日から、世界を違う目で見られるような気がします。心に染み入るような、素敵なお話をありがとうございました。

2016/08/20 03:18
青春・恋愛 246ページ ・総文字数107,627
感服のおもい
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構成力と文章力に圧倒されました。なんだろう。読み終えてもなお、というか。久々に世界から抜け出せない感覚です。本当に感服の一言。 いつの間にか、泣いていました。 だれかが死ぬ、という物語は一貫して悲しいもの。けれど、その事象が涙を誘ったのではありません。 作者さんがつむいだ言葉や、人物たちの想い、築かれていった関係性に、心をつかまれて、深く感情移入していたから。このお話には、本物の恋と友情と、絆が描かれていたと思います。 本当に力をお持ちで、そして、それだけではない作者さん。彼女が書き上げたお話に出会えたこと。ヒィに、ミィに出会えたことが、今、とても幸せです。ぜひ、読んでください。

2015/10/07 14:31
青春・恋愛 202ページ ・総文字数138,464
銀河と流れ星を見る
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ずっと夢中だった。これからもずっと走り続けていく。そんな希望に満ち溢れていた世界にいた主人公に、突然訪れた絶望。世界は、もう広がらない。そんな彼女は、あるキッカケで向かった屋上で、綺麗な顔の男の子と出会いーー 心が洗われて、不要なものが流されたあとに、素晴らしいものを容れてくれるお話。陸上の回想シーンでは、フッとレーンに引き込まれたように鳥肌が立つ。二人で星空を見上げる描写に、奥底が滲む。 最終章では、二人の心の綺麗さとひたむきさに、思わず涙が溢れました。最後の、二人で走るシーンが、読者である私に教えてくれます。 失って、それはもう戻らなくて、それでも世界は終わりじゃない。ちゃんと広がっていく。光が、ある。 昴と、真夏が教えてくれます。 そしてまた、私たちも、誰かの光になれることを。 綺麗な涙を流して、前を向ける。素晴らしいお話を、ありがとうございました。

2014/09/24 22:13
青春・恋愛 175ページ ・総文字数101,600

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