和風ファンタジー
やず はなな/著

- 作品番号
- 1786389
- 最終更新
- 2026/07/08
- 総文字数
- 0
- ページ数
- 0ページ
- ステータス
- 未完結
- いいね数
- 0
古くから続く歴史のある治癒師一族
名門・水瀬家。
治癒の水瀬家といえば、
名前を知らない者はいなかった。
しかし、水瀬家の長女として誕生した
藤乃は術を全く習得できない
『無能』と蔑まれてきた。
しかし、二つ下の妹は違った。
術を習わずとも、見よう見まねで扱える。
半世紀に一度現れると言われる
治癒術の天才だった。
妹と比較され、蔑まれる藤乃。
十歳になったある日、粗相をした藤乃は
家を閉め出されてしまい、
行き場のない藤乃は
裏の森で一夜を過ごすことに。
家の裏にある森で出会ったのは、
瀕死の青年。
習った術を必死に試すが、
やはり治癒術はできない。
「私が……無能だから……」
ぽたり。
頬を伝った涙が青年の手に落ちる。
その瞬間だった。
傷口が淡く光を放ち
裂けていた皮膚がみるみる塞がっていく。
「え……?」
信じられない光景を前に、藤乃は息を呑んだ
「キミはーー?」
そう、声をかけられても
藤乃は逃げることしかできなかったがーー。
八年後。
再び出会った青年は、
攻撃部族を率いる若き当主となっていた。
そして、藤乃を見るなり静かに告げる。
「あの時、俺を救ってくれたのは
……キミか?」
まさか、あの日の奇跡が
二人を再び引き合わせるなんて――。
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