BL
完
ラリスク/著

- 作品番号
- 1767645
- 最終更新
- 2025/12/04
- 総文字数
- 57,389
- ページ数
- 10ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 2
【攻め】早瀬 隼(じゅん)×【受け】寺嶋 海(うみ)
キラキラと光の粒が、空気の中で揺れていた。
触れられそうで触れられない、小さな光の破片。
僕はぼんやりとした頭のまま、その光景を見る。
頭の方からはち切れそうな圧迫感を感じた。
あぁ……頭痛い。完全に二日酔いだ。
視界が徐々にはっきりしてくる。
み・お・ぼ・え・のない窓枠……。
――あれ? ここ、うちじゃない!
その瞬間、心臓が跳ねた。
慌てて上半身を起こした拍子に、タオルケットがさらりと素肌を撫でる。
「うわぁ、僕、服……着てない……?」
喉がひゅっと縮む。
知らない部屋、裸の僕。
嫌な予感しかしない。
知ってるやつだったら最悪だ……。
キラキラと光の粒が、空気の中で揺れていた。
触れられそうで触れられない、小さな光の破片。
僕はぼんやりとした頭のまま、その光景を見る。
頭の方からはち切れそうな圧迫感を感じた。
あぁ……頭痛い。完全に二日酔いだ。
視界が徐々にはっきりしてくる。
み・お・ぼ・え・のない窓枠……。
――あれ? ここ、うちじゃない!
その瞬間、心臓が跳ねた。
慌てて上半身を起こした拍子に、タオルケットがさらりと素肌を撫でる。
「うわぁ、僕、服……着てない……?」
喉がひゅっと縮む。
知らない部屋、裸の僕。
嫌な予感しかしない。
知ってるやつだったら最悪だ……。
- あらすじ
- 美大生・海は本気の恋が怖く、誰とでも寝て痛みを誤魔化してきた。
そんな彼を救ったのは、ノンケの隼の、まっすぐで優しい手だった。
触れられただけで心が溶けていく。
欲しくなる。怖くなる。逃げたくなる。
恋と依存の境目で揺れる二人の距離は、やがて戻れない場所へと沈んでいく――。
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