BL
完
夏目みよ/著

- 作品番号
- 1754029
- 最終更新
- 2025/06/17
- 総文字数
- 71,701
- ページ数
- 19ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 17
「最悪……。家の鍵、バイト先に忘れた……」
深夜二十五時、熱帯夜。
うだる暑さの中、バイト先から帰ってきた薫は、家の鍵をバイト先のロッカーに忘れてきてしまったことに気付く。
どうすることもできず扉の前でしゃがみ込んでいると、誰かから声をかけられた。
ハッとして顔を上げると、そこには同じ大学に通う深谷が立っている。
大学も同じ。さらには、地元の高校も同じで、三年間クラスも一緒だった男のことを薫はよく思っていなかった。
そんな男から、隣の部屋に来ないかと提案され、薫はしぶしぶその案を呑む。
人見知りで引っ込み思案な性格の自分とは違い、深谷は高校のときから派手で性格も明るくて、人懐っこく、クラスの人気者。
そんな深谷に劣等感を抱き、勝手に苦手意識を持っていた薫だったけれど、
案外、じっくり向き合ってみると、深谷も悪くないやつだと気づく。
だけど、この関係もこれっきり。この夜で終わるはず。
そう思っていたのに、なぜか深谷は構ってきて……。
●成嶋薫(なるしまかる・受)
深谷と同じ大学に通う大学一年生。
進学校である偏差値高めの高校出身で、深谷とは三年間おなじクラス。
名前が女子らしい薫であること、そして美しさゆえに女子が近寄らないことに加え、内気な性格もあり、綺麗な容姿に反してクラスでは隅にいる。
高校の頃から自分のような地味な性格の男に分け隔てなく絡んでくる陽キャな深谷に、なぜ絡んでくるのかと思っていた。
勝手に苦手意識すら抱いていた薫だが、ある夜、部屋の鍵をバイト先に忘れたことにより、深谷との距離がぐっと縮まっていく。
●深谷蒼(ふかやあおい・攻)
高身長の陽キャイケメンで、薫と同じ大学に通う一年生。
地元から大学まで通うのは大変だと判断し、夏休みの後半から薫も住んでいる学生向けマンションに住み始める。
派手な見た目で性格も明るく、誰とでも分け隔てなく話すため、男女ともに人気者。
大学へ行ってもそれは変わらず、薫からは一歩距離を置かれている。
薫のことは高校の頃から気にかけているものの、本人からは軽くあしらわれており、深谷も特に追求はしていなかった。
だけど、ある夜、薫を部屋に招きいれたことをきっかけに、薫との距離を縮めていく。
深夜二十五時、熱帯夜。
うだる暑さの中、バイト先から帰ってきた薫は、家の鍵をバイト先のロッカーに忘れてきてしまったことに気付く。
どうすることもできず扉の前でしゃがみ込んでいると、誰かから声をかけられた。
ハッとして顔を上げると、そこには同じ大学に通う深谷が立っている。
大学も同じ。さらには、地元の高校も同じで、三年間クラスも一緒だった男のことを薫はよく思っていなかった。
そんな男から、隣の部屋に来ないかと提案され、薫はしぶしぶその案を呑む。
人見知りで引っ込み思案な性格の自分とは違い、深谷は高校のときから派手で性格も明るくて、人懐っこく、クラスの人気者。
そんな深谷に劣等感を抱き、勝手に苦手意識を持っていた薫だったけれど、
案外、じっくり向き合ってみると、深谷も悪くないやつだと気づく。
だけど、この関係もこれっきり。この夜で終わるはず。
そう思っていたのに、なぜか深谷は構ってきて……。
●成嶋薫(なるしまかる・受)
深谷と同じ大学に通う大学一年生。
進学校である偏差値高めの高校出身で、深谷とは三年間おなじクラス。
名前が女子らしい薫であること、そして美しさゆえに女子が近寄らないことに加え、内気な性格もあり、綺麗な容姿に反してクラスでは隅にいる。
高校の頃から自分のような地味な性格の男に分け隔てなく絡んでくる陽キャな深谷に、なぜ絡んでくるのかと思っていた。
勝手に苦手意識すら抱いていた薫だが、ある夜、部屋の鍵をバイト先に忘れたことにより、深谷との距離がぐっと縮まっていく。
●深谷蒼(ふかやあおい・攻)
高身長の陽キャイケメンで、薫と同じ大学に通う一年生。
地元から大学まで通うのは大変だと判断し、夏休みの後半から薫も住んでいる学生向けマンションに住み始める。
派手な見た目で性格も明るく、誰とでも分け隔てなく話すため、男女ともに人気者。
大学へ行ってもそれは変わらず、薫からは一歩距離を置かれている。
薫のことは高校の頃から気にかけているものの、本人からは軽くあしらわれており、深谷も特に追求はしていなかった。
だけど、ある夜、薫を部屋に招きいれたことをきっかけに、薫との距離を縮めていく。
- あらすじ
- 大学一年生の夏。家の鍵をバイトに忘れてしまい、途方に暮れる成嶋薫。
万事休すと扉の前で項垂れる薫の前にやってきたのは、この夏から学生向けのマンションに引っ越してきたという深谷蒼だった。
深谷とは大学どころか、高校の頃から三年間同じクラスだったものの、勝手に苦手意識を持っていた薫。
だけど、鍵がないのならと深谷に部屋へと誘われ一夜を共にしたことで、その日を境に彼との関係が少しずつ変わっていく。
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