溺れて、からまる。

青春・恋愛

藤崎みよ/著
溺れて、からまる。
作品番号
1739251
最終更新
2024/11/20
総文字数
65,954
ページ数
24ページ
ステータス
完結
いいね数
1
魔力を生み出す力がないと生きられない世界で、双子のフィオナとセシルは不完全に生まれた。フィオナは魔法を使う力がない代わりに、魔力を生み出す力を二人分。セシルは魔法を使う力を二人分持つ代わりに、魔力を生み出す力を持たなかった。

セシルはフィオナに魔力を与えられて命を繋ぎ続け、一人前の人のように振る舞っている。しかし両親にセシルに魔力を与えるための道具として扱われているフィオナには、家の外に出る自由すら与えられなかった。母親に虐げられ、退屈と憂鬱を煮詰めたような日々を過ごす中、セシルだけがフィオナに優しかった。双子の弟と大切なものを奪い合って生まれてきたと思っているフィオナには、その理由が分からずにいる。

少しでも自立するために薬草を育て始めるフィオナと、それを手伝うセシル。薬草作りを通して少しずつ仲を深めていく二人。セシルはフィオナへの執着心を隠しつつも、彼女が心を開きつつあることに喜んでいたが、セシルが通う学園に彼を恋い慕う少女がやってくる……。

※ヤンデレ、近親愛
※若干の性描写と暴力描写あり
※フィオナを主人公として読むかセシルを主人公として読むかで、メリバかハピエンかが変わります。

イラスト:山神さやか様
あらすじ
魔力を生み出す力を持たずに生まれたセシルと魔法を使う力を持たずに生まれたフィオナ。セシルはフィオナから魔力を与えられることで一人前のように振る舞えるが、フィオナは世間に存在を隠され、家に飼い殺しにされていた。双子であるフィオナとセシルの心はすれ違いながら成長していくも、あることをきっかけに関係を取り戻していく。しかしそんなある日、セシルに恋焦がれる少女が現れ、二人の中が揺らいでいく――。

この作品のレビュー

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

すべての感想数:2

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop