君と過ごす最後の夏に、捧げる運命の12分。

青春・恋愛

鈴乃ほるん/著
君と過ごす最後の夏に、捧げる運命の12分。
作品番号
1730613
最終更新
2024/10/07
総文字数
84,545
ページ数
173ページ
ステータス
完結
いいね数
3
吹奏楽部の“運命の12分”って知ってる?


全日本吹奏楽コンクールで
与えられる時間が、
その12分なんだって。


青春全てその時間にかけて
演奏したのに、
全国大会に行けないって……。


神様は、意地悪だね?


そう話す君の横顔を
一生忘れない。


音楽でしか得られない気持ちもあるんだと、
知って欲しい。


そして、この出会いも、“運命のひとつ”
だと、思いたい……。


୨୧𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄୨୧

「今更全国大会目指したって
しょうがないじゃん?」


二階堂 琴乃(にかいどう ことの)


×


「……本気で、全国大会目指さないの?」


出雲 真宙(いずも まひろ)



୨୧𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄୨୧


青春全てをかけたこの夏。
吹奏楽部に捧げた、
6年間に終止符が打たれるーー。


思いがけない出会い、
思いがけない結果。


恋愛も部活も。


輝く青春の1ページに……。


2024 年8 月4日 執筆開始

2024年9月22日 完結

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

作品拝読しました。
中学から吹奏楽を続けてきた琴乃が高校生になり、情熱を忘れかけて、それでもまた前を向いて全国大会を目指していく……そんなストーリーが眩しくて、気がつけば物語に没頭していました。
音楽にすべてを捧げていた出雲くんが味わった絶望も痛いほどよく伝わって来て、彼を吹奏楽部に誘うシーンは胸が痛くなりました。でも、そんな出雲くんの本音を見破って、最後まで出雲くんと一緒に音楽をしたいと諦めなかった琴乃が余計に愛しく思えました。

夢を追いかけるって、何歳になってもいいですよね。
青春時代だけじゃなくて、大人になっても琴乃たちのように、好きなことに全力で向き合いたくなるような物語でした。
素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました。

2024/09/24 19:35

この作品のひとこと感想

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