感想ノート
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碓氷澪夜 2024/12/11 23:58
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作品拝読しました。
中学から吹奏楽を続けてきた琴乃が高校生になり、情熱を忘れかけて、それでもまた前を向いて全国大会を目指していく……そんなストーリーが眩しくて、気がつけば物語に没頭していました。
音楽にすべてを捧げていた出雲くんが味わった絶望も痛いほどよく伝わって来て、彼を吹奏楽部に誘うシーンは胸が痛くなりました。でも、そんな出雲くんの本音を見破って、最後まで出雲くんと一緒に音楽をしたいと諦めなかった琴乃が余計に愛しく思えました。
夢を追いかけるって、何歳になってもいいですよね。
青春時代だけじゃなくて、大人になっても琴乃たちのように、好きなことに全力で向き合いたくなるような物語でした。
素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました。葉方萌生 2024/09/24 19:35
感想ノート、失礼します。
中高生の部活にかける思い、まさに青春そのものでした!
中学のときに吹奏楽部に入部しようと決めたきっかけは可愛らしくて、そこから頑張ったからこその挫折がとても胸を締め付けられました。
一生懸命頑張ったことは、結果もよくあってほしい。
そう願う心はわかるところがあり、ダメだったときの絶望感もめちゃくちゃ共感しました。
だけど、再び灯された火。
立ち上がって進み始める瞬間は、青春だな、キラキラしてるなと、眩しすぎました。
物語は琴乃視点で進んでいくので、読み終えるまで出雲くんの心情をあまり考えていたかったのですが、読み終えてみると、出雲くんのつらさが一気に襲ってきました。
好きなことが、思うようにできないのって、どれだけ苦しいんだろう。
それでも手が差し伸べられたとき、どれだけ嬉しかったんだろう。
ラストでその答え合わせができたような気がしますね。
悩み、葛藤し、衝突。そして成長。
青春物語の良さが詰まった素敵な物語を、ありがとうございました!