春の英国にはきっと、宝石みたいな時間が永眠る

青春・恋愛

春の英国にはきっと、宝石みたいな時間が永眠る
作品番号
1717484
最終更新
2024/02/11
総文字数
27,229
ページ数
9ページ
ステータス
完結
いいね数
1
智子の家にホームステイでやって来たのは、余命三か月の英国人、デニスだった。
高校生の智子と大学生のデニスは、はじめはお互い話もできなかった。

けれどあるきっかけで、二人は互いのことを知りたいと思うようになる。
旅行をしたり、互いの国を本で見せたりして、二人の距離は少しずつ縮まっていく。

智子はあるとき、デニスの故郷、英国を訪ねる決意を固める。
けれどデニスには、もう残された時間はわずかで……。

二人の過ごした時間と、その未来。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

初めは距離感を探っていた2人が、お互いを知るように会話を重ねていく様子は、2人の恋路を辿らせてもらっているような感覚で、ドキドキしました。
そして心の距離は間違いなく縮まっているのに、物理的距離が2人を引き離す。
遠くで彼の時間が止まったと知っても、実感なくて、それでもつらいことに変わりなくて、という心情に胸を締め付けられました。
彼が眠る地に降り立った彼女は、また2人だけの時間を進めるんだろうなと思いました。
素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/04/06 22:59

この作品のひとこと感想

すべての感想数:3

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