人魚の血を引く花嫁は、月下のもと愛に溺れる

あやかし・和風ファンタジー

琴乃葉/著
人魚の血を引く花嫁は、月下のもと愛に溺れる
作品番号
1716255
最終更新
2024/02/10
総文字数
97,014
ページ数
30ページ
ステータス
完結
いいね数
15
ランクイン履歴

総合24位(2024/02/16)

あやかし・和風ファンタジー8位(2024/02/16)

ランクイン履歴

総合24位(2024/02/16)

あやかし・和風ファンタジー8位(2024/02/16)

 男を惑わし食う人魚の血を引く凍華は、自分の素性を知らないまま叔父の家で暮らしていた。
 しかし、青い目のせいで忌み子だと虐げられ、挙句、従姉妹が裕福な家の娘が通う女学校に入学するために、郭に売られてしまう。

 十六歳の誕生日に廓に売られた凍華は、月明かりを浴びた途端耐えがたい喉の渇きと飢えに襲われ、客の男の首に手を掛けた。
 そこに飛び込んできた妖狩りは、凍華を見るなりやっと会えたと目の色を変える。
 必死で妖狩りから逃げる凍華を助けたのは銀色の髪の妖狐。珀弧の名乗ったその男の元で、小狐や猫又と暮らすうちに凍華の傷ついた心は癒やされていくが、男を食うという運命からは逃れられない。

 再び満月が来た時、激しい飢えが凍華を襲い…。
 満月の灯りが人魚の力を増すなか、誰も食べたくないの凍華と、食われる危険性を知りながら愛を注ぐ妖狐。そして、妖狩りの真の目的は?

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