春雨に触れたくて

青春・恋愛

春雨に触れたくて
作品番号
1764275
最終更新
2026/10/17
総文字数
32,231
ページ数
9ページ
ステータス
未完結
いいね数
2
俺は雨が嫌いだ。
何かを失うのは、いつだって雨だった。

二〇三〇年春。
三重県のとある街では、月と地球を高速で結ぶ夢のようなリニアモーターカー、『トリプル』計画が街の市長竹取オキナによって進んでいた。

高校三年生の小松拳、通称「コブシ」は尊敬する亡き祖父と同じように発明家を目指し、日々努力していた。

高校卒業の日、コブシは教師から突如「『トリプル』計画を止めてほしい」と告げられる。なんと祖父がプロジェクトメンバーだったことを知る。

そして、のちに恐ろしい計画だったことがわかる。


幼馴染のシズクが「水に触れられない」秘密を抱えていることを知る。
触れれば弾かれ、涙すら流せないその異常は、彼女の日常を静かに奪っていた。

彼女を救うため、そして世界を救うため、コブシは月へと向かう。

そこで彼が知るのは、世界を壊そうとする理由と、ある過去の物語。

そして、酸素のない宇宙でコブシは選択する。

全部守ると、決めたから。
あらすじ
雨が嫌いだった。

何かを失うのは、いつだって雨だった。

幼馴染のシズクには、誰にも言えない秘密がある。

――彼女は、水に触れられない。

その秘密を知ったときから、少しずつ変わっていく日々。

亡くなった祖父が残した謎。
着々と始まりが近づく「トリプル計画」。
そして、月へと続く道。

これは、一人の少女を救うために、世界の秘密へ触れる少年の物語。

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