君の声が見える

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総合19位(2025/10/13)

青春・恋愛8位(2025/10/13)

BL11位(2025/10/16)

BL

君の声が見える
作品番号
1761082
最終更新
2025/09/22
総文字数
44,627
ページ数
8ページ
ステータス
完結
いいね数
309
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総合19位(2025/10/13)

青春・恋愛8位(2025/10/13)

BL11位(2025/10/16)

 ――この恋、世界にバレたら終わり。
 舞台は雨上がりの渋谷の交差点。そこで偶然ぶつかったのは、ビルボードに出演するほどのワールドワイドアイドルグループ〈AURORA〉のメインボーカル・ユウと、視覚を持たない高校生・律。
 「君、呼吸がきれいだね」
 ほんの一言から始まった出会いは、やがて互いの世界を変えていく。駅ピアノでのセッション、匿名のレッスン、防音室で聴かせた初めての“失敗の声”。

 しかし——完璧を求められるアイドルと、ただ一人の高校生の恋はあまりにも危うい。週刊誌の張り込み、SNSでの炎上、そして事務所の警告。「距離を置け」。世界の光を浴びる彼と、見えない世界で音を抱く彼。二人の関係は、踏み出す一歩ごとに綱渡りだ。

 それでも律は叫ぶ。「じゃあ、歌ってよ。ここで」。
 世界中に響く歌声も、たった一人に届かないなら意味がない。青信号の一瞬に交わされる秘密の合図、ステージで半音だけ下げたアンコール。誰も知らない“二人だけの歌”がそこにある。

 友情でも、憧れでもない。声が重なった瞬間に生まれたもの、それが恋だった。
 泣いて、笑って、走って、手をつないで。目を閉じても、声は決して消えない。
 世界でいちばん危うくて、世界でいちばんまっすぐな十七歳の恋。
 涙と拍手と心臓の鼓動が、あなたの胸を震わせる。
あらすじ
雨上がりの交差点で出会ったのは、世界的アイドルの声を持つ少年と、視覚を持たぬ高校生。匿名のレッスン、迫る噂、そして「もう会えない」という通達。それでも彼らは言葉を重ねる。——「青になったよ」。声は光となり、ふたりの一歩を導く。涙が止まらない、十七歳の恋物語。

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