霖雨蒼生(りんうそうせい)の姫君にはなれない。

あやかし・和風ファンタジー

小花衣いろは/著
霖雨蒼生(りんうそうせい)の姫君にはなれない。
作品番号
1739470
最終更新
2024/11/24
総文字数
7,044
ページ数
4ページ
ステータス
未完結
いいね数
1

とあることをきっかけに、乙女ゲーム“霖雨蒼生(りんうそうせい)の姫君”の世界に迷いこんでしまった雫音は、生まれ持った特異な体質がある。

それは“雨女”であること。
嬉しい時、楽しい時、心躍る時には特に、いつも決まって雨が降った。

そんな体質のせいで周囲から疎まれ、自らも壁を作って生きてきた雫音だったが、雨が降らず日照りが続いていた乙女ゲームの世界で、雫音は雨女神様として讃えられ、感謝されることになる。そして、そんな雫音を巡って、四つの国で様々な陰謀が渦巻くことになり……。


「俺は勿論、誰にだって、死は必ず訪れるものだ。でもさ、皆今を必死に生きてる。生きたくても生きられない奴だっている。だから俺は、命を粗末にする奴が嫌いなんだよ」
「……はい」
「俺はね……アンタに生きてほしい。もし世界がアンタを拒んだとしても、俺はずっとそばにいる。――この命を賭して、雫音を守るよ」


これは、死にたがりの少女が、四つの国を旅しながら恵みの雨をもたらし、自分自身の存在意義を求め、人の心に触れ、愛を知っていく。――そんな物語。


※和風恋愛ファンタジー×雨女の話になります。
コンテスト応募にあたり、長編に改編することを見越して切りのいいところで完結とする予定です。

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