旦那様は異能者の軍人様とあやかしの子どもたち

あやかし・和風ファンタジー

朝永ゆうり/著
旦那様は異能者の軍人様とあやかしの子どもたち
作品番号
1737314
最終更新
2024/11/28
総文字数
17,912
ページ数
5ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
時は大正。かつてこの国で崇められていた妖は、近代化とともにその存在が忘れられ、今は人間のふりをして人の世を生きていた。

しかし、時として妖は暴徒化し――人はそれを〝化け物〟と呼ぶ――人々を襲う。帝国軍下にある特別妖対策室では、それに対処する〝異能隊〟が結成されていた。

そして、暴徒化した妖の子どもたちを拾い育てる風変わりな軍人も、その部隊に所属していた。

彼の名は、武元  慶(たけもと けい)。

そして次々に辞めていくという慶の家に住み込みの女中を任されたのは、家と弟妹を失い、それでも療養中の母のために働きにきた不運な少女だった。

彼女の名は、都木沢 杏(ときさわ あん)。

冷徹で無愛想な慶と、人のそれとは懸け離れたじゃれ合いをする妖の子どもたち。それでも家事に育児に奔走し、必死に生きる彼女に、慶は心を開いていく。

杏も徐々に慶に恋心を抱くが、彼が自分に優しいのは自分が〝子ども〟だから。
許されぬ身分差の想いに、杏は彼の元を離れることを決める。

しかし、出ていった先で衝撃の真実を知る――。

「杏はお前には渡さない」

彼の強い想いを知り、杏はある決断をする。

「私は、旦那様と――」

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