青春・恋愛
完
芽雨りこ/著
- 作品番号
- 1725801
- 最終更新
- 2024/06/22
- 総文字数
- 8,154
- ページ数
- 7ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 8
同じように越えた夜はあっても、
同じ夜は、1つとしてない。
同じ夜は、1つとしてない。
- あらすじ
- 久しぶりに地元に帰省した壮馬は、幼馴染であり、想い人でもある、花苗と再会する。
しかし、花苗は結婚を控えており、壮馬は、自分の気持ちと向き合えずにいた。
その日の夜、思い出の地である高台で、花苗の気持ちを聞いた壮馬は、ひとつの答えに辿りつき。
そして、その決意を示す。
この作品の感想ノート
感想失礼いたします。
てっきり壮馬くんの想いが成就するものだと、勝手に想像をしながら読み進めておりました。
お母さんがアルバムを見ながら、なぜドレス姿のことを切り出すのだろう?と不思議に思いましたが、かなちゃん結婚するんですね。
『同じような夜は何度も越えてきたけれど、同じ夜は1度として訪れない』という一文が響きました。
壮馬くんの後悔が痛いほど伝わってきます。
あの頃伝えておけば未来は変わっていたかもしれないのに……そう思ったことが私自身も何度も合ったことを思い返しました。
2人の間で揺れ動く微妙な感情がリアルで、どちらに移入しても胸が苦しく痛みます。
けれど最後、ブルーだけど、『幼馴染として、かなちゃんの未来に祝福を願う、始まりの夜』と思えた壮馬くんは、これからも何でも乗り越えられると思いました。
とても素敵な作品でした✨
ありがとうございました🍅🪼
海月いおりさん
2024/11/27 05:19
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