ゆるし色の海に咲く。

青春・恋愛

有坂宵/著
ゆるし色の海に咲く。
作品番号
1720736
最終更新
2024/04/26
総文字数
95,514
ページ数
42ページ
ステータス
完結
いいね数
0
これは嘘つきな君からの手紙だった。


拝啓  茜へ

この手紙を読んでいる頃には、もう僕はこの世界にいないと思います。

話したり、笑いあったり、遊びに行ったりした時間が僕にとってはかけがえのない宝物で、自分が病気でいることさえ忘れてしまうほどに楽しい毎日でした。


何枚にも綴られて分厚くなった手紙。
最後のほうはボールペンのインクが滲んでいた。

そして、手紙の最後に添えられた言葉は、今でも忘れられないよ。


あの日、君に出会えて180度世界が変わった。

あの恋は、私にとって最初で最後の青春でした。

あらすじ
高校3年生になった茜は、あることをきっかけに人と関わることが苦手になってしまい、克服できずにいた。そんなある日、遠海駅でどこか無愛想な同い年少年の蒼生と出会う。蒼生と出会った運命が、茜が普通だと思っていた日常を変えた。そして、誰かと一緒に過ごす幸せを見つけた時、ひとつの悲劇が訪れた。

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