- 作品番号
- 1718877
- 最終更新
- 2024/04/25
- 総文字数
- 106,146
- ページ数
- 6ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 5
- ランクイン履歴
-
総合97位(2024/05/11)
青春・恋愛29位(2024/05/16)
私の好きな人は、運命の人じゃありませんでした。
でも、好きです。大好きなんです。
私は、どうしたらいいですか?
※4/12:冒頭公開!
※4/25:完結!
※「きみの物語が、誰かを変える」小説大賞応募作
- あらすじ
- 春見紫音は、“不幸の青い糸"が見える。その糸で繋がれた人同士が結ばれると、二人に不幸が訪れるのだ。
そして紫音にも"不幸の青い糸"で繋がれた人がいた。
同級生の高坂実。
最初は避けていたのに、紫音は彼に恋をしてしまった。
でも、好きな人を不幸にしたくない。結ばれてはいけない。これは実らない恋、のはずだったのに。
「春見、好きだ」
夕暮れの公園で彼に告白された日から、紫音の日常は変わり始めた。
この作品の感想ノート
こんばんは! 遅くなりましたが作品を読ませていただきました。
終始ドキドキしながら読んでいました。
丁寧に書かれた心情、切なさを煽るような地の文。
一緒になれないと考えつつも、恋に落ちてしまう。
どのシーンひとつひとつとってもキレイで、恋人同士になったときは泣きそうになってしまいました。
「ああ、幸せなエンディングなんてないのにな」って。
でも、そこからは惹きこまれて読んでしまう。
”青い糸のおかげで、~”
というエンディングがあって良かった。ふたりに幸せが訪れますように。
青春をこんなにも彩ったドラマ、大賞に輝いてほしいです。
作品拝読しました!!
最初から最後までずっと胸がギューっと締め付けられて、たまらなく切なくて愛しくて、ラストは本当に心からよかったなと思える素敵な作品でした。
高坂くんと美菜のまっすぐさにまずやられ、瞳さんの普段はマイペースなのに紫音の話にしっかりと耳を傾けてくれるところがカッコ良すぎて、登場人物みんなが光っていました。
幸せの赤い糸ならぬ、「不幸の青い糸」というオリジナルの設定がとても好きです。
あらすじだけ見て、「自分もこんなの思いつきたかった!」と悔しくなったほどです笑
実際お話を読んでみると、「不幸の青い糸」が見える主人公だからこそ抱えている葛藤がひしひしと伝わってきました。好きだけど一緒になれない。好きになればなるほど自分も相手も不幸になる。特に紫音は両親のこともあり、高坂くんへの気持ちを押し込めてしまうところが、等身大のヒロインという感じがしてとても感情移入できました。
展開の運び方も見習いたいところばかりです。不幸の青い糸に絶望している紫音。紫音のことを無条件で好きだと言う高坂くん。そんな彼の夢を応援していたのに、自分のせいで事故に遭ってしまったという不安に苛まれて、別れを選んでしまう。紆余曲折あったからこそ、ラストの「青い糸は不幸をもたらすだけじゃなかった」という結論が、光っているんだと思いました!
地の文は自分の作品と呼吸やリズムが似ているなと勝手に思っていて(すみません!笑)、だからこそ、私の呼吸とピッタリ合ってとても読みやすかったです。表現力はもちろん、私など足元にも及ばないくらい美しくて情景がぱっと頭に浮かんできました!
もうこれ受賞候補だなと思いながら読んでたので、普通に紙の本を読み終えたような感覚です!笑
素敵な作品をありがとうございました。
そして私も長々と感想書いちゃいました。笑
いつきさんのファンになりそうです。また別の作品にもお邪魔しますね。
ドキドキしながら拝読しました。
運命じゃない青い糸が、自分と好きな人を繋いでいたせいで、紫音はずっと不安で、苦しくてたまらなかっただろうな、と思います。
でもその不安すらも吹き飛ばしてくれるような高坂くんの優しさと愛情に、すごくきゅんきゅんしました。
そして最後はちゃんと二人が幸せになれてよかったです。
紫音をずっと苦しめていた青い糸のことを、好意的に捉えられるようになったのも、彼女の成長を物語っているようで印象的でした。
素敵な作品をありがとうございました!!
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