
- 作品番号
- 1617017
- 最終更新
- 2020/12/07
- 総文字数
- 81,161
- ページ数
- 74ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 7,398
- ランクイン履歴
-
総合1位(2020/11/12)
*
君と出会った瞬間に
どうしようもないくらい目を奪われた
君を知れば知るほど
どうしようもないくらい心を奪われた
こんなにも君に惹かれてしまうのは
どうしてなんだろう
なぜだか
ずっと前から知っていたような気がする
君の澄んだ瞳を
そのまっすぐな心を
花開くような笑顔を
*
野いちご『あの夏の光の中で、君とまた出会えたから』からこちらへ加筆・移転しました。
- あらすじ
- 中学二年生の宮原涼は、転校先の学校で不思議な女の子・加納百合と出会う。
初めて会ったはずなのに、なぜか懐かしく、とても心惹かれた。
そして親しくなるにつれて、優しくてまっすぐで純粋な彼女にどんどん惹かれていった。
でも、勇気を出して告白しようとしたとき、百合が驚くべき過去を打ち明けてくれて――
涼は彼女の過去を受け入れることができるのか?
この作品のレビュー
この作品の感想ノート
前作の映画版を、伊予ミカン国愛媛県は、映画館で、泣きながら観ました。
あきらさんは、百合を愛し、あの時代のエリートとして、言葉には出来なかったが、
百合を気に入り、百合を護るために出撃するのだ!という気合を入れて、ラストシーン、飛び立って行かれました。
百合の花を、共にして。
近現代史研究を、ずうっと続けていた、地理学の、大学院教授レベルの父親から、あの戦争のターニングポイントを、聴きました。米英は、今もそうですが特別な関係で、リットン調査団が旧大日本帝国に、まだ!理解を示すチャンスを与える調査結果だったこと、もし、大日本帝国が、満州国だけで、満足し、華北進駐だの、言い出さなければと、陸軍が海軍にせっつかれ、仏印進駐を慎重にしていれば、米国の石油輸出遮断という強硬論などは、避けられていたかも?北進か、南進かで、バラバラの戦略ではなく、統一したvisionで、まとまって戦っていたら、空母の時代が来るから、航空戦略が非常に大事になるとか、旧日本軍の暗号が、アメリカに解読されていたから、山本五十六長官が撃墜ー待ち伏せされたとか。数え切れないほど、旧日本軍上層部は、バラバラだったし、米国の総力戦の強さを軽んじていた。結果、現場の将兵に負担が生じ、最後は、外道の統率にまで、手を染めないとという狂気を生んだ。あきらさんたちは、その犠牲者たちだった。悔しいし、哀しい。多くの、視聴者ー映画を見た人、小説で読んだ読者はこの作品を、入り口に近現代史研究に、興味を抱いて、勉強してほしい。なぜなら、歴史は繰り返すし、今2025年が、新しい戦前、前夜とまで、言われ始めた、きな粉臭い!嫌な予感がしている。それを止めるためにも、何故?特攻隊は、編成されたのか?何故?あきらさんたちは、あの若さで飛び立っていかれたのか?考え抜いて欲しいです。知覧特攻隊平和資料館に、行かせていただきました。映画を見るだいぶ前。知覧だけでなく、鹿児島にある、別の特攻隊平和資料館ー鹿屋にも、是非、参りたいです。自分の役目は、族長と研究を、重ねた近現代史研究の、何がターニングポイントだったかを、皆さんに、お伝えし、激論fightを、開催すること。良いきっかけになりました。ありがとうございます。全ての英霊の、皆様に捧ぐ!文責ー浅海涼雲
昨晩、偶然TVで前作を見て頭から離れず続編の題名を検索してこちらに辿り着きました。
我儘に生きてきた私でした。そんな自分に気付かせるためなのか先月ようやく漫画作家として連載が始まった息子が自ら永眠を選びました。どこかでまた会えると思わせてくれて年甲斐もなく何度も目元を拭ってしまいました。
この世から石にならないと取り合いは無くならないかもと観念していましたが、あと数カ月で勤め人生活から抜ける私に道標を頂いたと勝手に感じています。
衷心より御礼申し上げます。
2025年 8月 9日 東村山市 森 義房
〖あの花が咲く丘で君とまた出会えたら〗を読んでから、きっと彰と百合が2人とも今を生きていたら無邪気で純粋に恋愛をしてたんだろうなって思いました。エピローグの彰視点の文章を読んだ時に、彰だってそりゃ怖いよなって、叶わない、叶えることの出来ない恋ってなんて切なく悲しいものなんだろうと思いました。汐見先生のあとがきで〖あの星が降る丘で、また君と出会いたい〗という続きの作品があることを知って、読みに来ました。
百合のタイムスリップして彰に恋したからこそ知れた、不条理な死、大切な人の存在を忘れずにそれを糧にして生きている姿と、彰の生まれ変わりの姿で現れた涼の百合への気持ち…途中から、色々と感情が追いつかなくなりました笑
百合の気持ちも、涼の気持ちも、両方とも理解できるし、やっぱり今の日本に産まれた私はすごく恵まれてるんだなと百合の思いから考えることが出来ました。
ふたつの時代の違う物語を通して、やっぱり戦争は何も生まないんだなと感じました。特攻という策をとった日本政府の考えは私には到底理解できるものではないし、なんで今の高校生や大学生と変わらない、色んなことを望めたはずの若者たちが〚お国のために〛と死にに征かなければならないのか…怒りの感情さえも湧いてきます。私は、このふたつの物語が教えてくれたことは現代において、とても重要なことだと思いました。
今年中学生最後の修学旅行で鹿児島県の〚知覧特攻平和会館〛に行きます。汐見先生のおかげで特攻隊という存在を知れ、自分自身もっと知りたいと思ったのでしっかり学んでこようと思います。最後にはなりますが、汐見先生の作品はどれも心惹かれるものがあって、凄く素敵で感動します。これからも汐見先生の描く物語を楽しみにしてます
(*´꒳`*)
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