- 作品番号
- 1617017
- 最終更新
- 2020/12/07
- 総文字数
- 81,161
- ページ数
- 74ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 6,193
- ランクイン履歴
-
総合1位(2020/11/12)
*
君と出会った瞬間に
どうしようもないくらい目を奪われた
君を知れば知るほど
どうしようもないくらい心を奪われた
こんなにも君に惹かれてしまうのは
どうしてなんだろう
なぜだか
ずっと前から知っていたような気がする
君の澄んだ瞳を
そのまっすぐな心を
花開くような笑顔を
*
野いちご『あの夏の光の中で、君とまた出会えたから』からこちらへ加筆・移転しました。
- あらすじ
- 中学二年生の宮原涼は、転校先の学校で不思議な女の子・加納百合と出会う。
初めて会ったはずなのに、なぜか懐かしく、とても心惹かれた。
そして親しくなるにつれて、優しくてまっすぐで純粋な彼女にどんどん惹かれていった。
でも、勇気を出して告白しようとしたとき、百合が驚くべき過去を打ち明けてくれて――
涼は彼女の過去を受け入れることができるのか?
この作品のレビュー
この作品の感想ノート
あの花の方を読ませて頂き、続編があると知りこちらを読ませて貰いました。
彰(涼)と百合が70年越しに結ばれた。
そう考えると嬉しいけどどこか切なくて泣けてきました。
涼は彰だけど彰じゃなくてやっぱり百合と過ごした戦争時の記憶は無いわけで、夢などで見た景色はあるけども実際に覚えてる訳でもなくて、と
そう考えると涼は彰の意志をついでるけれども彰じゃなくて"涼"という彰とはまた別の人物なんだと考えると涙が止まらないです。
彰の意志を継いだ生まれ変わりの涼と結ばれるのはとても嬉しかったですが、やっぱり
彰ではなくて涼は涼なんだと考えるととっても切ないです。
またいつの日か涼の記憶が戻って"彰"と百合が結ばれることを祈ってしまっています。
もちろん涼と百合も大好きです。
素敵な作品をありがとうございました。
大好きです
先生はじめましてこんにちは。
この世界観に連れ出して下さりありがとうございます。
映画を見て、文章原作での細かい描写や表現の仕方を見たくて原作を読み、あとがきを読んでいてこちらを知ったのでこの作品を読みました。
感動のあまり感謝や感想を作者の先生や同志に伝えたく知らないサイトの会員登録までした自分の勢いに自分でも驚いています。
そのくらい夢中になってしまって一日のうちに映画からここまですべて追いました。あっという間でとても充実した一日でした。
映画の終わり方も前作の終わり方もとても好きだったのですが、どうしてももう少し報われて欲しい、それを公式の先生の文章で読みたいと思っていたところにこの作品を知りとても嬉しかったです。
戦争のこと、主人公達の恋愛模様も心に残った印象には残ったですが、なにより身近なところで夢を諦めなくていいこの現代を生きている人としてもう少しやれることがあるんじゃないかと前向きな気分に鼓舞されられるような気分になりました。
私は学力不足で一族がなってきた職業の学部に入れずランクを落とした先でも学校に行けなくなりという夢を追えなかった側の人間で、今はこどもが元気に大きくなるのが夢という自分のことは二の次三の次の生活をしているのですが、まだ私は脇役にならなくてもこの時代だから何か出来るのではないか、新しい夢を見つけ追うことができるのではないかと思わせてもらったのです。(先生の伝えたいところとズレていたらすいません。)
夢を追う学生の時以来10年読んでいなかった、読めなくなっていた本ですが、素敵な作品に出会えてよかった。久しぶりに本屋や身の回りの好きだったものにも目を向けてみようと思います。
ありがとうございました。
先生のこれからのご活躍と健康をお祈りしております。
中学生のときに「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」に出会いました。そして、大学生になった現在上記の本の映画と共に、偶然続編もあることを知りこちらの書籍を拝見いたしました。涼や百合のクラスメイトと一緒で中学生の当時、そして今の私にとっても戦争というものは身近に感じるものではなく、どこか他人事のようなものに思えていました。しかし、書籍や映画を通して特攻隊や戦争の歴史への関心を再び持つようになりました。知るにはあまりにも残酷で目を背けたくなるような事実もあるけれど、今この世界で生きている者として過去に行われた戦争のこと、そして今も尚行われている戦争に対して決して無知であってはいけないと思いました。
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