雨宿りの星たちへ
青春・恋愛
完
83
- 作品番号
- 1333299
- 最終更新
- 2024/01/14
- 総文字数
- 108,282
- ページ数
- 230ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 83
「 大丈夫、きっと傍にいる 」
もしも、未来が見えたなら
明日は、何をするのだろう
明日に、何を残すのだろう
冷たい雨の中を、駆け抜けて
明日という未来を強く願った
きみとなら、どんな未来も
歩いていける
繋いだ手を、強く握って
未来にきみを連れて行く
☆*。。。*。。。*。。。*。。。*。。。*。。。*☆
未来が見える少年と
未来を失った少女の
たった一週間の、小さな軌跡
☆*。。。*。。。*。。。*。。。*。。。*。。。*☆
2017年10月28日にスターツ出版文庫より
書籍化していただけることになりました
▷書籍化の際は【Link】ではなく
【小春りん】名義での発売となります
※こちらは修正前の内容です。
書籍版はこちらから加筆
修正をしております
この作品のレビュー
高校受験、大学受験、就活など人生は選択の連続であり、その選択の結果なんて後になってみなければ分かりません。私も今その選択を迫られているひとりで、この一年、何度主人公のように“未来を見てみたい”と思ったか数え切れないです。 ちゃんと前に進めているか、後ろを向いてしまってはいないか。この選択で合っているか、間違ってはいないか。不安に押しつぶされてしまいそうになったことがある人は多いのではないかと思います。 “あと一週間の命である”ことを、未来を視ることが出来るという不思議な能力を持った雨先輩に、突然告げられた美雨。ふたりのたった一週間の軌跡に、考えさせられる事が沢山ありました。気づいたことも沢山あります。 夢や未来に向かう途中、たとえ何度立ち止まってしまったとしても、前に進もうと努力することに意味がある。 まだ見ぬ未来に向かって走り続けるふたりに、一歩、前に踏みだす勇気をもらいました。
Linkさん、『雨宿りの星たちへ』完結おめでとうございます。かなり出遅れたレビューですが、読み終えたときに涙が出てきて、やっぱりLinkさんの作品は素敵だなと思いました。私はこの作品は今までのLinkさんのきゅんきゅんするような恋の物語たちとはまた少し異なって感じて、雨先輩と美雨の会話とか、登場人物一人一人の言葉が【生】について考えさせてくれる、深い作品だなって思いました。未来が見えるとか、不老不死とか、誰もがあったらいいなっなんて思ったことのあることでも、実際にこういった作品や体験を読んだり聞いたりすると、今までと違った考えが出てきて、、 Gypsophila
この作品の感想ノート
この本を読んで未来は、なにが起こるかわからないので、今を精一杯生きようと思いました。もし、あめ先輩のように、未来を予言することができる人がいたら私もその人に私の未来がどうなっているかを聞くと思います。でも、読み進めていくうちに、私の未来の話に囚われ過ぎて、過去の自分と向き合わなくなるなとかんじました。それで私が気づいたことは、自分の未来を変えるために、今頑張らないとなと実感したし、過去の自分と向き合い、向き合うことによって、過去の自分よりも成長することができるのかなと自分なりに考えたからです。
こんにちは。本日、文庫本を購入させていただきました。
小春りんさんの小説は本当に大好きで、今回は初めて本で読みました。
もし、私があと一週間で死ぬとしたら。きっとユリみたいに、やりたいことを全部やる、と言うと思います。…でも、それは口だけで、ちゃんと考えてはいないでしょう。
美雨は目をそらしたくなりながらも、決して未来から目をそらさずにいました。最後、美雨を外に出そうとした事態がおきても、自分より、相手のことを考えました。
そんな美雨のように私も生きていきたいです。この本を読み終わった今から。
そして、手紙のシーンでは思わず涙が出てしまいました。
「雨宿りの星たちへ」という題名はこういうことだったのですね。
小春りんさんの小説の題名はどれもセンスを感じます。
私はそのセンスがないのでうらやましいです。
最後に、素敵なお話をありがとうございました。
これからも応援しています。
実は文庫本を購入させていただいて
じっくりと読ませていただいてました。
私も最近先の見えない将来のことで不安になったり、進路がなかなか決まらず、やりたいことがあって踏み出せずにいたりと悩む日々で、美雨ちゃんと同じように『未来がみえたらいいのに』と思うことがたくさんあります。
ですが、この作品を読んで“未来が見えないからこそ、今自分がどうしたいのかを考えて未来を良くするために頑張るんだ”ということを強く感じました。
親に遠慮してしまうというところや進路に迷う美雨ちゃんが今の自分と重なって共感できる部分も多くありました。
周りは進路も決まっていて、自分だけ置いていかれている…というような気持ちもすごく分かりました。
カズくんのように自分の夢のために一生懸命努力して生きている人はとてもカッコいい思ったし、そんなカズくんのセリフ一つ一つが心に染みました。
心が弱かった美雨ちゃんが雨先輩と共に強く成長していく姿はとても感動しました。
支え合い、ぶつかりあった二人だからこそ、掴めた未来なのだと思いました。
雨先輩にも美雨ちゃんが必要で、美雨ちゃんにも雨先輩が必要。そんな二人の関係がとても羨ましく素敵だと思いました。
この作品を読み終えた時に“未来の自分のために今一生懸命頑張ろう”と思えました。
いつ、何が起きても後悔しないように一生懸命、がむしゃらに生きようと思います。
少しずつ先のことも考えて私もいつか美雨ちゃんみたいに心の強い人になれるように頑張ります。
この作品を読んで少し気持ちが軽くなって、前向きになれました……!
また、迷った時や悩んだ時は
この作品を読み返そうと思います!
いつも、Linkさんの作品には元気をもらったり、大切なものを教えていただいたりしています(*´﹀`*)
Linkさんの書く作品が本当に大好きです。
これからも陰ながら応援しています(﹡ˆˆ﹡)!
お仕事などお忙しいとは思いますが、
頑張ってくださいo( ›_‹ )o♡
小春りん(Link)さんの書籍化作品
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