2017年10月発売のスターツ出版文庫
ふたりを包み込むピアノの旋律。あの夏の日が、私を変えた――。
放課後音楽室
イラストレーター:長乃
- あらすじ
- 幼い頃から勉強はトップクラス、ピアノのコンクールでは何度も入賞を果たすなど<絶対優等生>であり続ける高2の理穂子。彼女は、間もなく取り壊しになる旧音楽室で、コンクールに向けピアノの練習を始めることにした。そこへ不意に現れたのが、謎の転校生・相良。自由でしなやかな感性を持つ彼に、自分の旋律を「表面的」と酷評されるも、以来、理穂子の中で何かが変わっていく―。相良が抱える切ない過去、恋が生まれる瑞々しい日々に胸が熱くなる!
- 著者コメント
- こんにちは、麻沢奏です。このたび、放課後シリーズ3作目となる『放課後音楽室』を出していただけることになりました。もう使われなくなった旧音楽室で、転校生の男の子とふたりきりのピアノレッスン。その非日常的な空気感とかけ合いを楽しみながら読んでいただけたら嬉しく思います。
余命7日間。ーーだから、きみと生きる
雨宿りの星たちへ
イラストレーター:yomochi
- あらすじ
- 進路が決まらず悩む美雨は、学校の屋上でひとり「未来が見えたらな…」とつぶやく。すると「未来を見てあげる」と声がして振り返ると、転校生の雨宮先輩が立っていた。彼は美雨の未来を『7日後に死ぬ運命』と予言する。彼は未来を見ることができるが、その未来を変えてしまうと自身の命を失うという代償があった。ふたりは、彼を死なせず美雨の未来を変えられる方法を見つけるが、その先には予想を超えた運命が待ち受けていた。――未来に踏みだす救いのラストは、感涙必至!
- 著者コメント
- こんにちは、小春りん(Link)です。『雨宿りの星たちへ』では、"未来を見る"という特別な力を持った男の子と、"未来を失った"女の子の、奇跡のような一週間を描きました。読み終わったあとには、今、目の前にある景色がほんの少し変わって見えるような…物語を通して二人と一緒に、"未来を見る"ために走っていただけたら嬉しいです。
共感の一冊!3人の女性それぞれの、幸せのかたち。
いつかの恋にきっと似ている
[原題]トルコの蕾
イラストレーター:かとう ゆきお
- あらすじ
- フラワーショップの店長を務める傍ら、ワケありの恋をする真希。その店のアルバイトで、初恋に戸惑う絵美。夫に愛人がいると知っている妊娠中の麻里子。3人のタイプの違う女性がそれぞれに揺れ動きながら、恋に身を砕き、時に愛の喜びに包まれ、自分だけの幸せの花を咲かせようともがく。――悩みながらも懸命に恋と向き合う姿に元気づけられる、共感必至のラブストーリー。
- 著者コメント
- はじめまして、木村咲です。このたび、『トルコの蕾』がスターツ出版文庫として書籍化されることになりました。タイトルも新しくなり、内容も縦書きで読みやすくなっています。サイトで読んでくださった皆様にも新しくなったフラワーショップの一年をぜひ楽しんでいただけたらなと思います。