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『拝啓、隣の席の君へ』

総文字数/38,423

青春・恋愛3ページ

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高校二年の春、クラス替えで隣の席になった君は、特別目立つわけでもなく、よく笑うわけでもない、どこにでもいそうな女子だった。 消しゴムを貸したこと。一緒に帰ったこと。喧嘩もしたこと。 隣に座っていただけなのに、気づけば僕は、君のいない一日を想像できなくなっていた。 けれど君には、誰にも話していない秘密があった。 それは病気でも、大きな不幸でもない。 卒業と同時に、この街を離れること。 知らないままなら、名前を呼べたかもしれない。 知ってしまったから、呼べなくなった。 夏が終わり、文化祭が過ぎ、「来年も同じ席だったらいいね」と冗談みたいに言った君の横顔を、僕は今も忘れられない。 卒業式の日、僕は最後まで君の名前を呼ばなかった。 そして何年も経った今、大人になった僕は、あの春と夏を思い出すたびに考える。 ――あの時、名前を呼んでいたら、僕たちは少しでも違う未来を生きていたのだろうか。
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卒業式の日。 六連のピンを胸に、カイは「最強」ではなく「守る者」として旅立つ。 かつて封印した力は、仲間と分け合う“半径”へと変わった。 リラ、レンジ、ミナト、そしてラディウス——。 別れの中にある始まり。 限りある範囲で、すべてを守る少年の物語、ここに完結。 ——終わりは、始まりの形をしていた。
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木曜日の彦星

総文字数/14,999

青春・恋愛1ページ

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『最終電車を見送ったとき、あれは俺たちの分岐点だとわかっていたはずなのに、俺は自らその手を放してしまったのだ』  きみとの日々はまるで、七夕のような恋だった。  福岡にある門司港レトロ地区に住む誠一は、東京から引っ越してきたというマミと出会う。  スタイルもよく美人のマミは、家庭環境の影響で人との距離感を意識する一面がある少し影のある女の子。  誠一の通学路に住んでいることでたまたま通りかかった『みもすそ川公園』付近で出会い、少しずつ言葉をかわすようになっていった。  部活動の休みの日である木曜日はすぐさまマミの住むあたりに向かい、時間が許す限り他愛もない会話をし、共に過ごすようになる誠一とマミは少しずつ距離を縮めていく。  それなのに、漠然とした会話はするものの深くは追求してこないマミはいつも遠くを見つめていた。  近いようでいて遠いマミの存在。  少しずつマミに惹かれつつも、彼女が大切にするラインを越えないよう意識し、彼女とともに過ごすひとときを楽しみ、下関市と門司港を繋ぐ海底トンネルを通って帰宅する。  それが誠一の楽しみとなっていた。 星名誠一(16)  下関の高校に通い、北九州市門司区の祖父母の家に住んでいる。  部活動が休みの木曜日に急いで帰宅をし、マミに会いに行くのが楽しみになった。  どちらかというと聞き手で、人が楽しそうにしている姿を見るのが好き。  真面目なため、頭はそこそこいい。  マミの前では方言で話さないよう意識している。 マミ(16)  高校一年生の秋に東京から山口県下関市に引っ越してきた女の子。  母親と二人暮らしで、冷めきった両親の影響で人のことを信用できず、日々に絶望している。  大人っぽく、誰もが振り返る美人顔だが、こっそり下関弁を話そうとするなど、ときたま可愛い一面を見せる。  大学は東京の大学に行きたいと思っている。 関門トンネル  山口県下関側の御裳川と福岡県門司側の和布刈を結ぶ780mのトンネル。  通行可能時間は6:00~22:00。  歩行者は無料、自転車・原付は20円。  トンネルの中程には山口県と福岡県の県境があり、記念撮影スポットとして人気。 (Wikipediaより)
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午前2時に、君を見つける
himuroi/著

総文字数/11,151

青春・恋愛1ページ

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――深夜2時、再会したふたりが始めたのは、懐かしくて少し切ない“かくれんぼ”。 変わったものと、変わらなかったものが、静かな夜の中で少しずつ重なっていく。
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ひとつの夜 ふたつの朝

総文字数/10,800

青春・恋愛1ページ

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⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ 翠斗くんが優しく笑うから 私もつられて苦笑い やっぱり、さっき想像した通りの顔だ 優しくて、ちょっぴり困ったような顔 ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ 藤乗千咲 21歳・大学3年生 江宮翠斗 22歳・大学4年生 ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝ ⸝⸝
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君と僕の秘密

総文字数/12,161

青春・恋愛1ページ

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片恋切符は天の川をこえて

総文字数/16,117

青春・恋愛1ページ

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 彼のことを思い出すと、今でも胸がぐっとなる。  名前も学校も知らない男の子。  彼に会える木曜日にだけ、わたしはわたしになれた。  たった一年間の出来事だったけど、あのときわたしは、確かに恋をしていた。  それはまるで、七夕のような恋だった。 -----------------------------------------  結婚を控えたある冬の日、地元である山口県下関市へ同窓会に参加をするため戻ってきた万美子は、学生時代に名前も知らない男の子に恋をしたことを思い出す。  高校生になったばかりの夏の終わりに、両親の離婚により、生まれ育った東京都から母の実家のある山口県下関市へ引っ越してきた槻尾万美子(つきおまみこ)。  すべてのことに希望を失っていた万美子は、ある青年と出会う。 槻尾万美子(16)  通称、マミ。  高校一年生の夏の終わりに東京から山口県下関市に引っ越してきた。  母親と二人暮らしで、冷めきった両親の影響で人のことを信用できず、日々に絶望している。  大学は東京の大学に行きたいと思っている。 セイ(16)  木曜日にだけ会うことのできる男子高校生。  北九州市門司区に住んでいるらしく、万美子の家の近くを通り、自転車に乗って下関市の高校に通っているらしい。  もともとは下関に住んでいたが、両親が転勤したことにより、ひとりだけ門司区に住む祖父母のところに滞在しているという。  陸上部。 関門トンネル  山口県下関側の御裳川と福岡県門司側の和布刈を結ぶ780mのトンネル。  通行可能時間は6:00~22:00。  歩行者は無料、自転車・原付は20円。  トンネルの中程には山口県と福岡県の県境があり、記念撮影スポットとして人気。 (Wikipediaより)
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冬のホームで、あの日の続きを
光野凜/著

総文字数/10,341

青春・恋愛1ページ

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短編コンテスト用に執筆したものです。 仕事に追われるだけの毎日。 寝ても覚めてもタスクに追われて、息をつく暇もない。 気づけば冬。空気は冷たく、街には恋人たちの笑い声が溢れていた。 いいな、とは思う。でも、羨ましいとは思えなかった。 恋なんて、もう何年もしていない。 欲しくないわけじゃない。けれど今さら誰かと向き合う気力なんて、とうに擦り減ってしまった。 大人になると、愛や好意の裏に、無意識に疑いが生まれる。 相手の言葉に、視線に、本当の気持ちなんて見えなくて。 気づけば私自身も、誰かを本気で好きになることをやめていた。 あんなふうに、誰かをただ好きになるだけで、毎日が少し色づいて見えていた、あの頃が懐かしい。 けれどその夜、終電に乗り遅れたホームの隅で、私は見てしまった。 遠い記憶のなかにずっとしまっていた、懐かしい横顔を―― 大人になってからもう一度恋を知る、切ない大人の再会ストーリー。
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叶い星

総文字数/11,689

青春・恋愛1ページ

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残業の疲れから、反対方向の電車に乗り、終電を逃してしまった莉星。 終点の無人駅で一夜を過ごすことにしたが、そこで、とる人と再会する——。
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リョウタの話

総文字数/65,708

BL1ページ

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この命かけて、愛してるー
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二度咲きの邂逅と訣別

総文字数/13,475

青春・恋愛1ページ

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受験生に恋愛は毒?それとも薬?
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恋に涙

総文字数/17,502

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頂点の上を見つめて

総文字数/36,370

青春・恋愛1ページ

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物語の中のヒロインを描くたびに、彼女のことを想起するようになった  
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狐の窓から覗く君
大神式/著

総文字数/31,077

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君に届けたい色がある
橙里/著

総文字数/28,716

青春・恋愛1ページ

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羽瀬環(はせたまき) 高校一年生。 容姿端麗で、絵の才能に恵まれている。 最近、描くことへの情熱を失っていた。 倉瀬茉央(くらせまお) 耳の聞こえない少女。 高校一年生。
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泣くためのプロローグ ~小説のはじめの物語~
蜃気羊/著

総文字数/17,495

青春・恋愛1ページ

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 切ない小説のプロローグのような短い文章を作ってみました。  全部で62作収録されています。  ※表紙イラスト/ノーコピーライトガール様 (https://fromtheasia.com/illustration/nocopyrightgirl) ・ 君と一緒に歩く、月の下  月の下をふたりで歩いている。  どこまでも、どこまでも、このまま歩き続けたいな。  寂しさなんて、無縁な世界へ歩いて行こう。  月の裏側に続く道を歩いて。 ・弱音を隠す君の涙  「弱音なんて言えない」って言った君は、  本当に強いね。  それは強がりではなく、  君の透明なグラスがゆらゆらするくらい、  涙でいっぱいになっているんだよ。  君が頑張って、いっぱいにした涙を、  僕が少しでも減らせるようにしたい。  だから、もう、頑張らないで。 ・さよならを直視できない  「さよなら」  そう告げた君を直視することができなかった。  君と離れ離れになるのは、  本意じゃないよ。  だけど、君には君の事情があるし、  自分には自分の事情があるんだ。  ただ、それだけのことだけど、  その壁が厚くて、溶かしきれないよ。
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しびれるような恋を君と
ルキ/著

総文字数/11,493

青春・恋愛1ページ

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お互い事情を抱えて、学校で一人で過ごしている凛と由羅が出会う物語
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 女子高生の水沢は優等生を演じていたが、実は小学生まで方言で話し、男子を平手打ちにする暴力的な側面も持ち合わせていた。  水沢の級友の男子である湯川はだらしない外見や生活態度で女子に疎まれていたが、実は繊細な表現をする文才の持ち主だった。  水沢は不本意ながら湯川と共同で文化祭の劇の脚本を書くことになるが、脚本作成の過程で二人の距離は縮まってゆく。  しかし、脚本が完成に近づいた頃、不思議な出来事が起こり・・・
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友達の話をしよう

総文字数/16,479

BL1ページ

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「どうすれば自分のことを気にしてもらえるのかなって言っていて。彬はモテるだろ。どうすればいいのか、教えてよ」 アイスカフェオレを飲んでいた俺は、答えあぐねて青いラインの入ったストローから口を離せない。 さて、なんて答えればいいんだろうね。 俺が気にしている人は、青吾だけなのに。
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