君の闇を切り刻みたい。

作品番号 1686660
最終更新 2023/01/07

君の闇を切り刻みたい。
青春・恋愛

2ページ

総文字数/ 5,749

「これが切り取った世界だよ」

綾香(あやか)はそう言って、進路希望調査表をハサミで切り刻んだ。切り刻まれたコピー紙が刻む音がしたあとすぐ、ひらひらと舞い、机の上に落ちていく――。

北海道、網走の高校生、綾香と玲汰(れいた)がお互いに伝えられなかった気持ちを交わす純愛ストーリー。
果たして、すれ違ったお互いの気持ちをすり合わせることができるか――。


※表紙イラスト/ノーコピーライトガール様(https://fromtheasia.com/illustration/nocopyrightgirl)



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これが切り取った世界だよと
君はハサミでコピー用紙を切り刻んでいる。
透明で尖った君の感性は青く染まっていて、
冬至前で暗くなり蛍光灯で白い教室の隅で
こんな君と過ごしていても
自然な感じがするのはなぜだろう。
つまらない毎日なのはお互い様だね。
だから、今だけは君の愚痴に付き合うよ。
君に甘い言葉は通用しないのはわかっているから、
溶けたバターのように想いを強く焦がそう。
君が大嫌いな言葉は
指示と強制なのは知っているよ。
だから、今だけは自由をそっと静かに感じようよ。
そんな君を無償で全肯定したい。

https://twitter.com/shinkiyoh/status/1604091516615823360

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