【完全版】満月の夜に烏 ~うちひさす京にて、山神の妻問いを受くる事

あやかし・和風ファンタジー

六花/著
【完全版】満月の夜に烏 ~うちひさす京にて、山神の妻問いを受くる事
作品番号
1739937
最終更新
2024/12/03
総文字数
45,902
ページ数
17ページ
ステータス
完結
いいね数
0
京貴族の茜子(あかねこ)は、幼い頃に罹患した熱病の後遺症で左目が化け物と化し、離れに幽閉されていた。一方姉の梓子(あづさこ)は、同じ病にかかり痣が残りながらも森羅万象を操る通力を身につけ、ついには京の鎮護を担う社の若君から求婚される。
己の境遇を嘆くしかない茜子の夢に、ある夜、社の山神が訪れ、茜子こそが吾が妻、番いとなる者だと告げた。夢と知りつつ、茜子は現実から目を背けるように隻眼の山神・千颯(ちはや)との逢瀬を重ねるが、熱心な求愛に、いつしか本気で夢に溺れていく。しかし茜子にも縁談が持ち込まれて……。

「わたしを攫ってよ、この現実(うつつ)から」


完結のような、第一部完のような。

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