生物実験室の彼女

青春・恋愛

甘泉いろは/著
生物実験室の彼女
作品番号
1736873
最終更新
2024/10/19
総文字数
108,906
ページ数
39ページ
ステータス
完結
いいね数
0

中学三年の尾瀬寛子は
見た目が少し派手で誤解されやすいが、
実は成績優秀な科学部の部員。

めだかの海水適応の実験をしており、
生物実験室で放課後を過ごすのが日課だった。

だが、9月のある日を境に、
一年の長良一佳が顔を出すようになり…。

「普通に、息がしたい。どこにいても、苦しい」

「……人とハグしたら、ストレス値が下がるらしいよ」

興味、好奇心、仮説、検証、――そして導き出される結論は?

地方の中学校の生物実験室で出会った二人は、その「青さ」や「苦み」ごと、化学反応のように惹かれ合う。

寛子の大学進学から疎遠になっていたが、同窓会で再会。

一佳は無職の寛子を東京に誘い、転職を勧め、やがてふたり暮らしが始まる。

1999年に出会い、青春を過ごし、就職氷河期の波に晒された元先輩後輩が、互いの居場所になってコロナ禍を乗り切るお話。

著:甘泉いろは
イラスト:白鴇 

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