願いの妖と匂いの乙女
あやかし・和風ファンタジー
完
20
美夕乃由美/著
- 作品番号
- 1735771
- 最終更新
- 2024/10/19
- 総文字数
- 123,056
- ページ数
- 38ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 20
- ランクイン履歴
-
あやかし・和風ファンタジー25位(2024/11/01)
- ランクイン履歴
-
あやかし・和風ファンタジー25位(2024/11/01)
妖狩りでありながら呪力のない瑠衣(るい)は、己の身体に毒を埋め込まれ、妖に対する武器として育てられてきた。
十八に成長した彼女へ、遂に生贄の話が持ち込まれる。
生贄となれば生きては戻ってこれない。それでも、瑠衣は唯一の身内である妹を守るため、妖の元へ送られること決意する。
ところが、相手の白銀(しろがね)という妖は、瑠衣のことを嫁いできた娘として扱い、屋敷では大いに歓待される。
戸惑いつつも瑠衣は自らの役目を果たそうとする。すなわち、自分の身体を喰らわせ、白銀を死に追いやること。
だが、どんなに仕掛けても白銀は決して手を出してこない。一緒に暮らしているうちに、彼は瑠衣だけでなく、村の人々に対しても、苦労がないよう手を尽くしているという事実を知る。
白銀は人間に害をなす妖ではない。
そう確信した瑠衣は、妖狩りへその事実を知らせに戻る。しかし、育ての親である政重(まさしげ)は彼女の言葉を信じず、哀れにも瑠衣は斬られてしまう。致命傷を負った瑠衣は、助けにきた白銀の腕の中でその短い生涯を閉じた。
……はずだったのだが。
なぜか目覚めると、白銀の元に送られた日に戻っていて?
十八に成長した彼女へ、遂に生贄の話が持ち込まれる。
生贄となれば生きては戻ってこれない。それでも、瑠衣は唯一の身内である妹を守るため、妖の元へ送られること決意する。
ところが、相手の白銀(しろがね)という妖は、瑠衣のことを嫁いできた娘として扱い、屋敷では大いに歓待される。
戸惑いつつも瑠衣は自らの役目を果たそうとする。すなわち、自分の身体を喰らわせ、白銀を死に追いやること。
だが、どんなに仕掛けても白銀は決して手を出してこない。一緒に暮らしているうちに、彼は瑠衣だけでなく、村の人々に対しても、苦労がないよう手を尽くしているという事実を知る。
白銀は人間に害をなす妖ではない。
そう確信した瑠衣は、妖狩りへその事実を知らせに戻る。しかし、育ての親である政重(まさしげ)は彼女の言葉を信じず、哀れにも瑠衣は斬られてしまう。致命傷を負った瑠衣は、助けにきた白銀の腕の中でその短い生涯を閉じた。
……はずだったのだが。
なぜか目覚めると、白銀の元に送られた日に戻っていて?
- あらすじ
- 匂いの乙女は生贄となり、そして繰り返す。
己の願いを叶えるために。
この作品をシェア
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…