- 作品番号
- 1733247
- 最終更新
- 2024/12/07
- 総文字数
- 118,719
- ページ数
- 52ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 34
- ランクイン履歴
-
総合75位(2024/10/26)
ミステリー1位(2024/10/23)
大賞受賞者には賞金500万円が授与され、受賞作の書籍化&コミカライズはもちろん、
今話題のスターライト出版社にて、次年度の〝推し作家〟として華々しい活躍の場が提供されるという、創作者界隈で話題の人気コンテストだ。
ノベルマのサイトにて、今年も選び抜かれた五名の受賞候補者たちが発表された。
【ファンタジー小説部門】
フォロワー数八千人越え、元『NARERUYO』のトップランカー&ムードメーカー。
田島 チイト(21歳)
【恋愛小説部門】
超大手企業勤務のOLで、コミュ力女子力最強!女子憧れの恋愛作家。
皇 愛莉(24歳)
【ホラー・ミステリー小説部門】
奇抜な初投稿作品で人気を掻っ攫い、何かと話題を集める孤高&鬼才の新人。
宵町 闇(21歳)
【青春小説部門】
今、各出版社で話題&学生に共感の超人気作を次々と生み出す、愛されキラキラ女子高生。
青木 春奈(18歳)
【エッセイ・ブログ部門】
面白おかしく日常を綴り、世のママたちから大絶賛の人気ブロガー。
日暮 セイ(26歳)
SNSでも注目が集まるなか、最終選考は佳境に。
重要な決め手となる〝読者票〟(好感度や人気度によって左右される)の投票が開催される……はずだったのだが。
読者投票開始直前、公式サイトの掲示板に突如として受賞候補者たちの裏の顔が晒される。
『誹謗中傷常習者』
『パクリ魔』
『人殺しの前科もち』
『パパ活常習者』
『ランキング不正者』
果たして、受賞候補者五名の裏の顔を晒し、最終選考を引っ掻きまわしたのは誰なのか――?
※本作品は創作界隈を舞台としていますが、登場人物たちの思考を含め、登場するサイト名や団体名等は全てフィクションです。あくまでエンタメ作品としてお楽しみください。
※10/23 P9誤字修正
- あらすじ
- 某小説投稿サイトの次年度推し作家を決める『ノベルマ大賞』。
受賞候補として各ジャンルのトップランカーが選出される。
ファンタジー部門/チイト、恋愛部門/愛莉、ホラー部門/闇、青春部門/春奈、エッセイ部門/セイ
計五名は一ヶ月をかけて読者票を競い合うため、SNS等で宣伝告知に力を入れて『大賞』を勝ちとろうと奮起する。
だが投票開始直前、サイトの公式掲示板に受賞候補者たちの裏の顔が晒されて……――。
この作品のレビュー
登場人物たちの言葉の掛け合い、そのテンポ感がとてもよく、どんどん読み進めることができました! また、Web小説やSNSだからこその見える部分と見えない部分の塩梅がリアリティあって、すごく引き込まれました。 投下される謎と、その真相、そして彼らの未来。 驚きと不安、それから期待。 たくさんの感情を揺さぶられる物語でした!
被害者と加害者が入り乱れ、先が気になって仕方のない最高のエンタメミステリーでした!! 特に「単なる嫌な奴」になってしまいそうなキャラたちを読者が憎み切れないギリギリ、最後には「なんだか好き」になってるまであるのは、作者さんの技量の凄さだと思います。 この没入感は、非常に高いリーダビリティと緻密なストレスコントロールされた物語構成のなせる業と唸りました。 めっちゃ面白かったです! オススメ!
この作品の感想ノート
こちらでは、はじめまして。
もうタイトルとあらすじで「私が好きなお話だ!」と思って読み始めたら、止まりませんでした。
仕事放置でどんどん読み進めてしまうほど、面白かったです!
最初のかなり不穏な空気を、最後でここまできれいにまとめられるのが、すごいです。
ミステリ要素もあり、私も推理しながら読みましたが何ひとつ当たりませんでした(笑)
でも、斜め上の良い裏切られ方をしたので、気持ちが良いです。
とっっても面白かったです。
素敵な物語を、ありがとうございました!
初めまして、蓮と申します。
目が離せない展開で非常に面白過ぎて一気読みしました!
作り込み、伏線回収がお見事過ぎて読み終わった後しばらく放心しておりました!
素晴らし過ぎる物語をありがとうございます!
感想ノート、失礼します。
Web小説を書き、作家垢でSNSを運用している人なら、誰もが自分を投影し、物語にのめり込むこと間違いなしの作品だと思いました。
この物語で取り上げられているできごとが、いつ自分の身に起きてもおかしくないと思うと、それだけで恐怖感に襲われました……
特に、愛莉から見たセイと、セイから見た愛莉の印象の違い。
これが、リアリティを増していたように感じました。
SNSではなりたい自分になれて、承認欲求が膨らんでいってしまうからこその、嫉妬。
そして、さらなる見栄の更新。
その生きにくさに気付けないでいることもまた、ネットの恐ろしさだなと感じました。
あと、炎上のきっかけとなったあの投稿をした犯人には、驚きました……!!
全然見抜けなかったです!
誰もが過去と向き合い、前に進むことができたラストも素敵でした。
素敵な物語を、ありがとうございました!
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