落ち葉にはさみを入れたなら

青春・恋愛

羽衣音 ミカ(Haine Mika)/著
落ち葉にはさみを入れたなら
作品番号
1718552
最終更新
2024/02/29
総文字数
29,651
ページ数
8ページ
ステータス
完結
いいね数
1

キャラクター短編小説コンテスト
余命×純愛

応募作品
あらすじ

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

他人と言うには近すぎて、友人と言うには遠すぎる。
その絶妙な距離感は、大学生ならではのもので、とてもリアルに感じました。
河村さんが志渡くんに小説をおすすめして、そこから2人の距離は徐々に近付いていくところは、微笑ましかったです。
それでも2人は“恋人”という関係にはならなかった。
ならなかったから、限りなく他人に近い関係になってしまう。
その失望感のような寂しさは、私も感じていました。
志渡くんが蚊帳の外になってしまい、その終わりを知るのは、とても切なかったです。
河村さんのお気に入りの言葉、伏線回収として最高でした。
そこから今までの彼女の言動を振り返り、本当に志渡くんのことを、志渡くんとの時間を大切に思っていたんだなと感じました。
でも、だったら志渡くんの声を聞こうよ……と思ってしまう私もいました。
志渡くんが後悔せず、前を向いて進んでくれることを祈ります。
素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/04/06 12:53

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