君とふたり、忘れられない初恋を。

青春・恋愛

君とふたり、忘れられない初恋を。
作品番号
1717328
最終更新
2024/02/29
総文字数
31,943
ページ数
71ページ
ステータス
完結
いいね数
8
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近所の幼なじみに恋をした。

淡い淡い、初恋の思い出。



最初で最後の恋になってしまったその初恋を

どうしても、最高の思い出にしたいから。



だから私は、

終わってしまった初恋を、


自分勝手に掘り起こすと決めた。



「私、旭陽と仲直りしたいんだ」


余命を宣告された、前向き女子高生

花岡 澪音(はなおか みお)



「は?そもそも喧嘩してねーだろ」


クールで意地っ張りな、初恋の幼なじみ

三浦 旭陽(みうら あさひ)




ごめんね、旭陽。

私の、最期の我儘に、付き合って。



■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
あらすじ
高校2年生の春を迎えた、花岡澪音は、疎遠になっていた幼なじみの旭陽に声をかける。
旭陽は、澪音の初恋の人。ほろ苦い思い出となってしまっていた初恋を、素敵な思い出へと塗り変えたくて。
澪音は、初恋を掘り起こすことを決めた。

幸せな初恋の思い出を追い求める、切なくも温かい、青春物語。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

後悔しないために、周りにどう思われようが、全力で生きる澪音は、とても眩しかったです。
そんな澪音のわがままに振り回される旭陽は、思春期さながらの不器用さでしたが、澪音の抱える秘密を知っているこちら側としては、素直になりなよ…と、そんなことを思いながら読み進めていました。
だからこそ、「今が楽しいから」と悪友たちより澪音を選ぶところは、素直になれたんだな、と微笑ましかったです。
そして、ラスト。
旭陽の悲しみと、澪音が懸命に生きたことでの、複雑な心境を表したラスト一行。
とても印象的でした。
2人にとって、忘れられない初恋になったんだなと感じました。
とても素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/03/12 23:48

この作品のひとこと感想

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