虫めづる姫君

歴史・時代

汐見 夏衛/著
虫めづる姫君
作品番号
1249413
最終更新
2016/05/15
総文字数
29,331
ページ数
52ページ
ステータス
完結
いいね数
21
ランクイン履歴

総合72位(2022/01/31)

歴史・時代4位(2019/06/07)

ランクイン履歴

総合72位(2022/01/31)

歴史・時代4位(2019/06/07)

かわいらしい蝶を愛でる姫君のお隣に

不気味な毛虫をこよなく愛する
風変わりな姫君が住んでおりました

お化粧もせず 眉毛はぼさぼさ

毎日毎日 男の子たちと一緒に
虫をとったり 虫を観察したり

そんな型破りな姫君の噂をきいて
興味をもった物好きの貴公子が

ある日 お忍びで
お屋敷にやってきて……?



平安時代の短編集『堤中納言物語』の
「虫愛づる姫君」のお話を
自己流アレンジしてみました

ちなみに『風の谷のナウシカ』は
この物語にインスピレーションを受けて
作られたとか

《レビュー御礼》
氷月あや様/和泉りん様

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この作品のレビュー

★★★★★
投稿者:和泉りんさん
ネタバレ
千年前のラブコメ新訳!
レビューを見る

2015/08/31 04:45
★★★★★
投稿者:馳月基矢さん
「恋する変人」平安時代編
続きを見る

「虫ほどかわいいものってなくない?」 「メイクとヘアアレンジで騙されちゃう男ってどうなの?」 「コオロギ柄の服とか、すごいかわいい!」 利発な美少女であるにも関わらず、虫マニアでマイペース。 恋バナよりもラブソングよりも虫の研究が大好き。 男子でさえドン引きするような毛虫の集団に、一人で目を輝かせる。 ニックネームは「虫姫」。 こんな女の子、21世紀の常識から考えても、ちょっと変わり者すぎます。 ここで描かれる虫姫は、現代の女の子ではなく、平安時代の短編集『堤中納言物語』に登場する姫君です。 でも、現代の尺度でも「変な子!」と感じられるから、虫姫のかわいらしさが際立ちます。 お相手となる彼もまた、相当の変わり者。 突き抜けた変人カップルの恋模様に、にまにま必須です。

2015/08/28 23:12

この作品の感想ノート

♪苑水真茅さま♪

はじめまして。読んでくださり&コメントをくださり、ありがとうございます!

お名前を見た瞬間、おおっと叫んでしまいそうになりました。苑水さんのような有名作家さまに読んでいただけたなんて、光栄です! と同時に、未熟な作品で恥ずかしいです(^-^;

私も虫は苦手なほうなので、確実に逃げ惑ってしまうとおもいますが(笑)、こんなお姫様がいたなんて素敵ですよね。
あたたかいご感想をありがとうございました♪少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです。

2015/09/02 20:49

はじめまして。
最後までとても面白く読みました!
姫が可愛くて可愛くて!とても素敵な女の子でしたー♡
でも実際は私も毛虫だらけの姫に出会ったら女房たちのように逃げ惑ってしまうかもしれないなあ、とか考えたりしました、笑。

よい作品をありがとうございました。楽しい読書時間を過ごせました!

2015/09/02 12:13

♪和泉りん様♪

素敵なレビュー&あたたかいご感想、ありがとうございます!
虫姫と御曹司の魅力を本作以上に語ってくださり、頭が下がります(^-^;

「虫めづる姫君」の原文は古典の中でもかなりレアな単語が多くて、しかも構成も他作品とは全然ちがうし、すごく読みづらいですよね~。私も最初は全然読みこなせず。色々調べまくってやっと内容把握しました。

本当に魅力的なキャラクターですよね。本当にこんなお姫様がいたんでしょうか。会ってみたいものです。
ありがとうございました♪

2015/08/31 16:34

この作品のひとこと感想

すべての感想数:70

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