プロフィール

秋野桜
【会員番号】45978
気ままにお話を書いてます。

★最新完結
『きみだけのメリー・プレゼント』

★お知らせとお詫び

『この恋を、笑って思い出せるように』
『いつでも一番星』
→しばらく更新停止となります。裏でぼちぼち書いていくので、再開する際はまたお知らせします。

『ここで息をする』
→当面の間、メイン更新です。

作品一覧

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公開リスト一覧

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レビュー一覧

誰よりも近い存在
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成績優秀な姉・晶とバスケ部で活躍する弟・燿。ふたりは口を開けば喧嘩に発展しそうな口調のやりとりばかり。でも喧嘩するほど仲が良いというのは本当。 きょうだいって親、友達、恋人とはまた違った近さにいる存在で。誰よりもむかつくことも嫌いと思うこともあるのに、一番自分のこと理解してくれているのもそのきょうだいだったりする。悩んでいる晶を心配して燿が動いたのも、燿が傷つけられるのが悔しくて晶が怒ったのも、お互いが大事な存在だから。 私は弟がいるので、思春期の頃の私達もこんなのだったなぁと笑わせてもらったり、懐かしくて共感したり所々泣きました。 成長するにつれて反発することも増えて、自分にないものを持っている相手に羨ましい思いや寂しさを感じてしまうこともある。けどふたりは大切な家族だから分かり合える。きょうだいを通じて見える周りの人との関係もとても温かみに溢れています。ぜひご一読を。

成績優秀な姉・晶とバスケ部で活躍する弟・燿。ふたりは口を開けば喧嘩に発展しそうな口調のやりとりばかり。でも喧嘩するほど仲が良いというのは本当。

きょうだいって親、友達、恋人とはまた違った近さにいる存在で。誰よりもむかつくことも嫌いと思うこともあるのに、一番自分のこと理解してくれているのもそのきょうだいだったりする。悩んでいる晶を心配して燿が動いたのも、燿が傷つけられるのが悔しくて晶が怒ったのも、お互いが大事な存在だから。

私は弟がいるので、思春期の頃の私達もこんなのだったなぁと笑わせてもらったり、懐かしくて共感したり所々泣きました。

成長するにつれて反発することも増えて、自分にないものを持っている相手に羨ましい思いや寂しさを感じてしまうこともある。けどふたりは大切な家族だから分かり合える。きょうだいを通じて見える周りの人との関係もとても温かみに溢れています。ぜひご一読を。

2016/03/12 17:21
青春・恋愛 201ページ ・総文字数128,365
ネタバレ
切り取られた永遠
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とある夏、ひまわりのように笑う美月が事故で亡くなってしまった。大好きな彼氏を残して――。
そんな美月の霊が見えるようになった陽鶴。彼女の姿が見えるのも、声を聞くことが出来るのも自分だけ。それはなぜなのか疑問は残るけど、陽鶴は美月の助けになろうと動き出していく。ひと夏の幻のような永遠の日々の中で。

伝えたくても伝えられない。そんな状況の美月ちゃんの思いも、それを目の当たりにする陽鶴ちゃんの思いも切なかったです。
陽鶴、美月、杏里、穂積の4人で過ごす日々は、不可思議だけどかけがえのないもの。だけど奇跡はいくつも望めるわけでもなく、その現実を知る度に胸が痛くなる。

陽鶴ちゃんたちの優しい思いに触れるたびに泣けてきたけど、決して悲しいだけのお話ではない。だって大切なことは彼女にたくさん伝えてもらったから。

「美月ちゃんを永遠にする」
この文章のその先の温かな未来をどうぞ見届けください。

2015/11/09 09:34
青春・恋愛 202ページ ・総文字数138,464
ネタバレ
秘色色の青春
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どの世界にいても何かしらの価値で人は分けられてしまう。その人の声を聞かずに決められた価値で階級をつけられる。

『我々は反乱軍である』
これはそんなヒエラルキーが成り立つ世界で思いを叫び、声を聞こうと戦う人達の物語。

全員が平等であればいい。私の声を聞いてほしい。理解してほしい。でも現実はそう上手くいかない。信頼していた人に裏切られることもある。優劣で上下関係を作られる。全員が分かり合えるわけでもない。

気持ちを伝えても耳を傾けてくれない。……それでも叫ぶ、そして声を聞く。そうやって戦うと決めた主人公達の姿に、勇気を貰うと共に胸が締め付けられました。学生時代、弱くて声を出して戦うことが出来なかった自分にもこの物語を読ませてあげたいぐらいです。
各々が思いを抱えているからこそ声に出して叫ぶ。耳を傾ける。少しでも寄り添い、また違った明るい未来を歩くために。素敵なお話です。ぜひご一読を。

2015/11/02 12:54
青春・恋愛 151ページ ・総文字数134,951
ネタバレ
宝物のような輝き
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快晴の空の下、かつて誰よりも速く走った昴。エーススプリンターとして広がっていく世界で、どこまでも飛んでいけると思った。でも目指していた光は、非情にも見えなくなってしまう。
そんな彼女が出会った、星が好きな真夏。何も知らないはずなのに、温かく優しい言葉をくれた。

真っ暗で広がらないと思った世界。でも目を開けて見上げれば、確かにそこには光がある。
青い空の下、きみが見つけてくれたあたしの光。星空の下、今度はきみがあたしの目印の光になる。また光は見つけられることをきみは教えてくれた。
速く走れなくても、今度はきみとこの始まったばかりの世界を進んでいこう。


全く同じ経験がなくても、痛く悲しい昴の気持ちに頷き、一緒に真夏くんの言葉に救われて導かれていきました。心の奥底に染み渡る描写に、何度も涙が浮かびました。
昴と真夏の光。大切にしたい宝物が一杯詰まった素敵なお話。ありがとうございました!

2015/02/19 06:15
青春・恋愛 175ページ ・総文字数101,600
ネタバレ
生きて、そばにいてよ
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『ずっと、そばにいるよ』

泣かなかったあの夜、幼なじみがそう約束してくれた。今も覚えているし、ずっと守ってくれている。

キミが悲しむから、私は泣かなかった。キミが笑顔を見せてそばにいてくれるからそれで良かった。変わらないものを、信じていた。

でも、確かに変わっていく。私とキミとの特別な関係が、大嫌いなあの子によって……。



生きていれば、変わるものの方がずっと多い。だからこそ得るものもあるのだけど、受け入れるのにも勇気がいる。

だけど、生きていれば。文句を言ったり信じることも出来る。大嫌いなものも好きになろうと思えるようになる。大事な人のそばにいられる。だからやっぱり、生きていてほしいと思える。

星になるなんて100年早いんだよ。

大事な人や、大事な人の大事な人、みんな生きていてほしい。その思いが強くなる作品です。ぜひご一読を。

2014/09/15 05:45
青春・恋愛 115ページ ・総文字数103,787

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