天野 心月さんの作品一覧

きみを想った日々に終わりを告げるまで。

総文字数/8,922

青春・恋愛1ページ

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   好きだと気づいた日から、  あなたの隣にいたいと望んだ。 「永遠に大好きだよ」    彼がこぼした何気ない言葉。  わたしは本気で想っていた。この関係がずっと続くのだと。  でもそれはただの勘違いだった。 「もう一回よく考えてみるから」 「……嘘つき」  たくさん迷って悩んだ。 「思わなかった。恋がこんなにも苦しくて辛いなんて思わなかった!」  すごく泣きたくて苦しくて辛かった。  それでも、 「ねえ、あなたのことほんとに大好きだったよ」  いつか笑って過去を話せるようになるまで。
昏い夜に咲いたよすが

総文字数/19,929

青春・恋愛4ページ

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 ある日、彼女が死んだ。  不幸な事故だった。横断歩道を歩いていた彼女は車同士の衝突事故に巻き込まれたみたいだ。  わたしのたった一人の親友で、たった一人だいすきだって想えた人。  でも、彼女はこの世界から消えた。  お通夜にお葬式。  何度も彼女の死は現実なんだとつきつけられた。  そうだったはずなのに。 「芽依ちゃーん」  死んだはずの彼女がいま目の前にいた。
きみがくれた日常を

総文字数/98,768

青春・恋愛84ページ

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 あなたに出逢って、わたしの運命の歯車は大きく動き出した。  わたしは自分の心の声を聞かないで、他人に周りに合わせてきた。  そのほうが楽だった。  でも、それじゃだめだって教えてくれたのは、まっすぐで優しい あなた でした。 「俺はあの日言えなかったんだ。  伝えたいことを伝えたい人に」  あの日、あなたの悲しい後悔を知った。    でも、そのときのわたしはまだ知らなかった。  その過去のほんとの意味を。  彼が隠していた秘密を。  すべてが明らかになったとき、あなたは優しい声で言う。 「これからもずっと笑ってて」と。  伊織。  あなたとあの夜見た満天の星空を思い出す。  絶対忘れないよ。  あなたがくれた優しさも夢も。  未来も。  いましかないこの一瞬一瞬を大切に。  わたしは精一杯生きていく。  あなたが護ってくれたこの日常を。
運命の人

総文字数/10,659

青春・恋愛1ページ

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  「みかんちゃん、こんにちは」  SNSで知り合ったわたしたちは  桜の木の下ではじめて出逢った。   「もう恋なんてしないって決めたから」  好きだった人を喪ったことは知っていた。  それと同時に敵わないってこともわかっていた。  わたしは一生あの子を越えられない。 「いちばんはいまでもあの子なんでしょ?」  彼の瞳に映っているのはわたしじゃない。 「じゃあすべて話すから聴いてよ」  明かされた彼の哀しい過去。 「……わ、たしは大丈夫だよ?」  この関係に戸惑う日々。 「ほんとにこれでよかったの?」  迷いに迷って自分で選んだ結末。 「これが……ハッピーエンドか」  運命の人っていうのは恋愛に限った話ではない。  人は出逢うべき人には必ず出逢える。
きみが教えてくれた世界

総文字数/6,364

青春・恋愛1ページ

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『死にたい…』  わたしは、いつからこの言葉が頭を過ぎるようになったのだろう。     〖1話だけ大賞〗参加作品です。
10日後、夢にみたきみとおなじ世界へ

総文字数/6,918

青春・恋愛1ページ

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 学校なんてつまんなかった。  友だちもいらなかった。  それなのに、学校を休むと必ずかかってくる電話。 「今日は僕の夢の話をきいてほしい」  あの日、彼が何気なく話した夢でわたしの世界は変わった。 「小鳥遊さんは充分がんばってるよ」  彼がくれた温かい言葉も。 「僕はいつもきみのことをみてるから」  彼がいつもみててくれたことも。  わたしはいつも彼に救われていたんだ。 「……全部嘘だよ」
一番星のきみへ

総文字数/9,075

青春・恋愛1ページ

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 生きる理由なんてどこにもなかった。  でも、死ぬ勇気さえももち合わせていなかった。  そんなとき、聞こえた微かなピアノの音色。 「わたしの夢は音楽家!」  クラスの人気者が奏でる音楽。  それはとても心地よい音色だった。 「りんかちゃん、ピアノは弾ける?」  彼女を追いかけたピアノも。 「りんかちゃん、カラオケいかない?」  彼女が褒めてくれた歌声も。  すべてこの瞬間のためにあったんだ。  彼女はわたしの一番星。 「やっぱりあなたはこれからも歌うべき人だ」
姉弟。

総文字数/16,532

青春・恋愛28ページ

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「あの……桜ちゃん、ずっと好きでした。俺と付き合ってください」 いいな。お前は俺と違って告白することが許される立場で。 俺だってほんとは「好きだ」そう伝えたかったんだ。 叶うことないって最初からわかっていた。 「出逢わなければよかった」 なんて、ほんとにそう思えたら楽なのに。
きみを想う日々が永遠に続きますように

総文字数/20,995

青春・恋愛11ページ

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 「ねえ、あなたのことほんとに大好きだったよ」  別れても、あなたとの想い出を消さないと決めた。 「わたしはまだ想ってるけど……」  付き合いたいとは思わない。  またおんなじこと繰り返してしまいそうで怖い。   「俺、結蘭のこと好きだから!」  あの告白も。 「結蘭は後悔しないようにね」  親友の悲しい過去も。  すべて、わたしの原動力となる。 「ねぇ、あなたのことほんとにだいすきだよ!」  いつまでも笑ってこの言葉を伝えられるように。 『きみを想った日々に終わりを告げるまで。』の続編になりますので、前作が未読の方はそちらからお願いします。
きみがくれた幸福を

総文字数/7,773

青春・恋愛2ページ

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   きみは僕がはじめて願いを叶えようとした女の子。 「来年も一緒に花火をみようよ」 「わたしに来年なんて……」  もっと笑ってほしい。  もっとおんなじ日々を過ごしたい。  もっと幸せになってほしい。  それなのに幸せをもらってたのは結局、僕のほうだった。 *『きみがくれた日常を』のanother storyです。 前作を読まなくても大丈夫です。
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