10日後、夢にみたきみとおなじ世界へ

青春・恋愛

10日後、夢にみたきみとおなじ世界へ
作品番号
1715583
最終更新
2024/01/25
総文字数
6,918
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
1

 学校なんてつまんなかった。
 友だちもいらなかった。

 それなのに、学校を休むと必ずかかってくる電話。

「今日は僕の夢の話をきいてほしい」

 あの日、彼が何気なく話した夢でわたしの世界は変わった。


「小鳥遊さんは充分がんばってるよ」

 彼がくれた温かい言葉も。

「僕はいつもきみのことをみてるから」

 彼がいつもみててくれたことも。


 わたしはいつも彼に救われていたんだ。



「……全部嘘だよ」

あらすじ
 起立性調節障がいで朝から学校にいくのが困難な小鳥遊陽菜とクラス委員の福本颯太。
ふたりは夜の電話を通して次第に仲良くなって、どんなときでも颯太に救われていることに気づく。
 ある日、颯太は電話で夢の話を告げる。
 それを聞いた陽菜が選んだ行動とは?

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

面白かったです!
病気のせいで思うように学校に行けない陽菜が、颯太との交流を通して少しずつ変わっていく姿は、読んでいてとても元気がもらえました。
そして何より、夢の話とそれに伴う陽菜の行動、そして最後に明かされる嘘は、青春恋愛小説らしい甘酸っぱさに満ちていました。
素敵な物語をありがとうございました。

2024/02/03 11:30

この作品のひとこと感想

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