後宮処刑人は、眠り香の夜に私を逃がさない

後宮ファンタジー

後宮処刑人は、眠り香の夜に私を逃がさない
作品番号
1774709
最終更新
2026/02/09
総文字数
39,189
ページ数
14ページ
ステータス
完結
いいね数
0
香帳の一行の空白は、命の空白だった。
後宮の片隅で香を数えるだけの下女・小鈴は、医官印のない「眠り香」の出庫記録を見つける。翌朝、処刑予定者名簿に自分の名が載った。罪状は「御前香箱不正」。三日後――のはずが、高位妃の一言で明日の巳刻に前倒しされる。
助けの手を差し伸べたのは、冷酷で知られる後宮処刑人・黎。優しい言葉は一つもない。ただ「言葉は消える。紙だけが残る」と言い、証拠を“記録”として固めていく。封紙の貼り直し、巡回記録、そして眠り香が動いた夜の“痕”。
逃げれば罪が確定する。ならば、逃げない。囮になると決めた小鈴は、消される側から残す側へと踏み出す。
処刑台は、終わりの場所ではなく――裁きの場所へ。
公の場で呼ばれた名は鎖ではなくなる。小鈴は自分の字で、自分の一行を選び返す。
あらすじ
後宮の下女・小鈴は、香帳に残る「眠り香」の許可印の空白を見つけた翌朝、処刑予定者名簿に名が載る。助けたのは冷酷な処刑人・黎。「言葉は消える、紙だけが残る」と証拠を積み上げ、処刑台で真犯人を裁く計画へ。消される側から残す側へ、小鈴は一行を選び返す。

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