「先輩、そんなに鈍いと俺がもらうよ?」

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総合13位(2025/10/11)

青春・恋愛5位(2025/10/11)

BL5位(2025/10/17)

BL

「先輩、そんなに鈍いと俺がもらうよ?」
作品番号
1762342
最終更新
2025/10/03
総文字数
33,279
ページ数
6ページ
ステータス
完結
いいね数
183
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青春・恋愛5位(2025/10/11)

BL5位(2025/10/17)

■登場人物
佐伯 湊(さえき みなと/高2)
文芸部の副部長。やさしくて気が利くが、恋愛に疎く鈍い。ぼんやりしているが、言葉選びは美しい。

黒瀬 隼人(くろせ はやと/高1)
文芸部の新入部員。物怖じしない俺様気質で負けず嫌い。独占欲が強く、湊の言葉と指先に弱い。

三好 蒼(みよし あおい/高2)
湊の同級生で放送委員。距離感が近く、後輩からみると“危険人物”

顧問の先生(国語)
言葉にうるさい。文芸祭の担当。

 文芸部副部長の湊は、気が利くのに恋だけには鈍い“ぼんやり先輩”。新入生の黒瀬隼人は、そんな湊を入部初日から一目でロックオン。「先輩は俺が守る」と手首を取り、絆創膏を貼り、傘に入れ、視界から逃さない。嫉妬深いのに手はやさしく、攻めるのに寸前で止まる“俺様後輩”。放送委員の三好が絡むたびに火のつく独占欲は、やがて“隣に立つ権利”へ形を変える。視聴覚室での額キス未満、リハの舞台袖での「俺だけ見て」、帰り道のホットレモン、替芯を忍ばせる気づかい。湊の鈍さはほどけていき、朗読本番の声は、客席奥の隼人だけに届く。終演後、屋上で迫られる“選択”。独占は束縛か、それとも手入れか――二人で書き換える定義の先に、初めてのキスが待っている。嫉妬が可愛い警報に変わるまでの、胸が走る全六話。雨音、紙の匂い、フェンス越しの風、視線の温度。距離ゼロ寸前で止まる唇と、呼吸一つ分の勇気。やきもちが加速させる鼓動と、鈍感が守ってきた無防備さ。俺様は強引、でも乱暴じゃない。守るために攻め、ほどくために焦らない。傘の骨一本ぶんの近さで、心の輪郭が重なっていく。 文化祭前夜から当日、そして夕暮れの屋上へ。すれ違いの傷は軽く、すり寄る仕草は正直に。誰かの「好き?」に笑ってかわしてきた湊が、初めて言葉を選んで応える瞬間までを、会話と眼差しで追い詰める。結論はシンプル、でも過程は甘く丁寧。独占とは、二人で毎日更新する取扱説明書――そんな恋のかたちを、あなたの心にも。 鍵はかけない。逃げ道は残す。けれど、迷ったら手を取る。俺様後輩×ぼんやり先輩、後輩攻めの王道で、胸きゅん保証。読後、あなたも“独占の定義”を言い直したくなる。
あらすじ
 文化祭前夜、文芸部の先輩・湊は、恋に疎いぼんやりさん。そこへ俺様気質の新入生・隼人が現れ、「先輩は俺が守る」と独占宣言。やきもちと寸止めの波状攻撃に、湊の鼓動は加速する。傘の下、視聴覚室、屋上――逃げても追ってくる独占欲。鈍さごと愛してくれる後輩と、恋の定義を二人で書き換える、胸きゅん一直線BL。朗読が終わった屋上で、答えはキス。独占は束縛じゃない、手入れだ。二人で更新する恋、いま始動します!!

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