BL
完
有馬千博/著

- 作品番号
- 1761366
- 最終更新
- 2025/09/24
- 総文字数
- 37,084
- ページ数
- 6ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 15
去年のインターハイ400mハードル決勝。
その瞬間から、律の走る理由が変わった。
前だけを見ていた律に、黒瀬隼人の声が風に乗って届いた。
同じ部活、同じ部屋にいるはずの先輩の存在は、いつも遠くて近い。
跳ねる心臓が、少しずつ君に向かって強くなる。
予選のスタートラインで白線を踏みしめる律の背中を、隼人の声が押す。
これは、誰かの視線に気づき、もう嘘をつけなくなるまでの物語。
その瞬間から、律の走る理由が変わった。
前だけを見ていた律に、黒瀬隼人の声が風に乗って届いた。
同じ部活、同じ部屋にいるはずの先輩の存在は、いつも遠くて近い。
跳ねる心臓が、少しずつ君に向かって強くなる。
予選のスタートラインで白線を踏みしめる律の背中を、隼人の声が押す。
これは、誰かの視線に気づき、もう嘘をつけなくなるまでの物語。
- あらすじ
- 高校陸上部に入った白石律は、インハイ決勝で走る黒瀬隼人に憧れて同じ高校を選んだ。
寮では同室、部活でも隼人を追いかけ日々。
だが選考会で隼人は三位に終わり、マネージャー転向を宣言する。一緒に走れない現実に揺れる律。
優しく寄り添う隼人の距離が、苦しくて、嬉しくて、言えない。
これは憧れじゃない——そう気づいた瞬間、律の世界が静かに変わり始める。
青春と恋が交差する、寮生活×部活BL。
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