心の読める僕が君に出会って変わった物語

青春・恋愛

心の読める僕が君に出会って変わった物語
作品番号
1733154
最終更新
2024/10/21
総文字数
91,241
ページ数
33ページ
ステータス
完結
いいね数
3
心の読める主人公・蒼唯と謎多きヒロイン・紫音達が多くの悩みを抱え、決断し、行動する二人を中心に送る青春ラブストーリー
あらすじ
心の声が聞こえる力を持った高校生の主人公・比奈蒼唯はある日、交通事故に巻き込まれそうになっていた小学生とその子を庇おうとしていた同級生の女の子・花宮紫音を事故から庇う。
しかし車から庇った時、紫音は心の中で(邪魔が入った)と呟いていたのを蒼唯は聞いてしまった――
蒼唯は紫音から提案された『お手伝い』をこなしていくうちに人へ心を開いていき、紫音が隠していた秘密に直面する。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

お疲れ様です! 拝読させて頂きました!
僭越ながら、感想を残させて頂きます。

心を読めるという事。私自身、そんな能力があればいいなぁと考えたことはありますが、きっと読めるという事は、人間の誰しも持つ本音と建前の「本音」部分に触れることになるので、より人間を不審になってしまうと思います。

蒼唯も、その結果、消極的な性格になってしまいましたが、根は他人を慮る事のできる、心優しい好青年なので、声が聞こえる事で、より気苦労が絶えなかったんだろうなと感じました。

しかし紫音との出会い(再会)によって、徐々に内向的から、行動的になり、人と接する怖さも、大輝と乃々という存在もあって、前向きに成長していく姿も、青春の香りも纏って爽やかに映りました。

後半、怒涛に明かさられる真実と展開に、ハラハラとドキドキが入り混じり、終始、読む手が止まりませんでした。

人間関係というものにテーマを置いてある今作は、人というものの、温かさや眩しい部分と、それと表裏一体として存在する、醜さと冷たさを上手にリアルに表現しており、自らの人間関係や、人生というものを改めて考えさせてくれるような、それでいて、スッと心に入り込み、心に残る素敵な物語でした!

とても素敵な時間をありがとうございました!
これからもご無理のない範囲での活動応援しております!🍅

2025/01/05 17:14

感想ノート、失礼します。

心の声が聞こえてしまう、そして、切ない。
私が好きな要素が詰まっていそうな物語に、ようやくお邪魔できました……!
蒼唯の、誰とも関わりたくないけれど、つい身体が動いてしまう、聞こえたからには無視できないという優しさから始まる物語が、とてもよかったです。
それだけの優しさを持っているから、蒼唯は悩んで、苦しんでいるんだと思いました。
大きな心の闇を抱えた蒼唯を、どうやって紫音が救っていくのかが気になり、どんどん読み進めていました。
そして、終盤に向けて明らかになっていく真実と、待ち構える運命。
本当に切なさに振り切っていて、めちゃくちゃ好きです……
あの奇跡のような瞬間は、愛ゆえ、ですね、最高です!
2人の会話のテンポ感も読みやすくてよかったです!

素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/12/25 22:01

この作品のひとこと感想

すべての感想数:4

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