色鮮やかな白黒の世界

ヒューマンドラマ

高鍋渡/著
色鮮やかな白黒の世界
作品番号
1725533
最終更新
2024/06/18
総文字数
29,701
ページ数
6ページ
ステータス
完結
いいね数
4
ランクイン履歴

ヒューマンドラマ11位(2024/06/21)

ランクイン履歴

ヒューマンドラマ11位(2024/06/21)

第48回キャラクター短編小説コンテスト「マイノリティ×出会い」最終選考作品です。
あらすじ
 中学一年生の"はなび"は絵を描くことが好き。色をたくさん使うのが好き。実際には見えない色でさえも心の動くままに描いてしまう。黒はあまり好きじゃない。
 そんなはなびは友達がいない。
 ある日、提出したノートに描いた落書きが原因で職員室に呼び出されたはなびは、同じく呼び出された黒田というクラスメイトの男子と話をする。
 黒の似合う黒田との関わりで、はなびの世界は変わっていく。

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この作品の感想ノート

感想ノート、失礼します。
色覚による違いというのは、見えすぎても見えなくても、それだけでからかいの対象となってしまう。
それは窮屈なことで、そのせいで大多数が見ている色で表現しなければならない。
周りが二人に反応を示すたび、二人の“自由”が奪われていくような感覚がありました。
表現しすぎてしまうはなびと、白黒の世界を見ている黒田。
真逆のような二人ですが、二人が交わったから見える世界があって、互いに救われたのだと思うと、素敵な関係だと思いました。
“色鮮やか”で“白黒”な世界。
普通とは違うのかもしれないけれど、彼ららしく、“自由”な世界を生きて欲しいですね。
素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/06/20 11:15

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