- 作品番号
- 1725310
- 最終更新
- 2024/05/31
- 総文字数
- 12,553
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 2
- ランクイン履歴
-
総合95位(2024/06/02)
ヒューマンドラマ4位(2024/06/11)
青春小説の主人公がまぶしい。
大好きな小説を読み終えるたび、僕はそんな想いに駆られている。
- あらすじ
- 黒木浩介は青春恋愛小説が好きだった。
しかし周囲の友達は小説を読まず、読んでもファンタジーやラブコメで、青春恋愛を読んでいる人はいない。それゆえ黒木は場の雰囲気を壊さないよう話を合わせ、青春恋愛好きであることを隠していたが、クラスの人気者、凛堂晃に青春恋愛好きであることを知られてしまう。
「俺もさ、じつは同じなんだ」
溺愛系が好きな凛堂と日々を過ごすうち、黒木は自分を変えたいと思うようになり……?
この作品の感想ノート
感想ノート、失礼します。
この物語を読んで、読書をする人がマイノリティであることを思い出しました……
ターゲット層ではないものを読んでいると、それを他人に言うのは、勇気がいりますよね……
でも、好きなものについては誰かと話したい。
その気持ちもわかる。
だからこそ、二人が出会って、楽しそうに語り合っているところは微笑ましく感じました。
個人的に、“好きなものを否定されたくないから言わない”という言葉が印象に残ってます。
好きなものや推しを言わない理由は人それぞれだとは思いますが、やっぱり、否定されたくないというのが大きいですから。
でも、この物語の中では否定されるどころか、知られていたという、なんとも暖かい世界で。
それだけでなく、ラストはガッツリ青春し始めてるじゃないですか。
暖かいだけでなく、眩しいとは。
いつきさんの優しい世界全開!という感じがしました。
素敵な物語を、ありがとうございました!
碓氷澪夜さん
2024/06/14 16:47
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