一番星になれない僕たちは

その他

彩空百々花/著
一番星になれない僕たちは
作品番号
1724610
最終更新
2024/10/22
総文字数
32,136
ページ数
5ページ
ステータス
完結
いいね数
8
ランクイン履歴

総合56位(2024/06/03)

ランクイン履歴

総合56位(2024/06/03)

「なあ、景。おれたち、ずっと一緒にいような」
「ああ。俺だってそうしたい。響と一緒に、新しい朝を迎えたいよ」

───男の子同士の、切なくて苦しい葛藤と成長の物語。
他とは違う性的指向にどれだけ心を押し潰されたか。それは、互いにしか分かり合えない。

「─響、俺、なんか超しあわせだ」
そう言って笑う君に、また目を奪われた。
あらすじ
全五章構成となっております。
楽しんでいただけますように!
この小説が、あなたの人生の一つの星となれたらうれしいです。
※作中に出てくる「ひだまりが聴こえる」という映画は、フランス書院様から発売中の文乃ゆき先生によるBL漫画が原作となっております。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

感想ノート、失礼します。
同性同士だと、告白するだけでも周りの目が気になったり、それわ振り切っても相手に拒絶される恐怖に襲われたりと、さまざまな苦悩、葛藤があると思うのですが、それがしっかりと描かれていて、胸を締め付けられました。
傍にいたいから伝えたいのに、傍にいたいから、伝えられない。
お互いに大切に想っている、惹かれあっているのが伝わってくるからこそ、どうか幸せになってほしいと思わずにはいられませんでした。
今はまだ、“友達”という枠から出られないかもしれない。
でもきっと、今の環境を抜け出して、たくさんのことを経験すれば。
それまでは、友達でも恋人でもない、特別な関係でいて欲しいですね。
素敵な物語を、ありがとうございました。

2024/06/20 11:40

はじめまして!突然の訪問失礼します!
僭越ながら、感想を残させて頂きます。

未だに残る性的なマイノリティ、それに加えて、先天性疾患という望まぬ形にのマイノリティ、その2つを抱えて、息苦しさの中生きてきた2人が出会い、互いに居場所を見つけ、成長していく姿はとても美しかったです。

恋とは括れない。ただの友情とも違う。曖昧でも確かな関係性は、曇天の夜空だとしても、微かに分けた隙間から漏れる星の光のように、消え入りそうなほど儚げで、それでいて導べとなって、2人に大切を刻んでいくようで、とても神々しく感じました。

ずっと欠陥だと思っていた部分でさえも、マイノリティが混じり合う事で、個性として輝きを纏う。そんな力強さも感じて、ふたりぼっちで生きる強さ、人との関わりの強さを改めて認識されられました!


それからひとつだけお節介を失礼致します!

駄菓子屋に入った後、景が大喜びしてる辺りですが。「景」が「圭」となっております。

「ひとまず圭が大喜びしている姿を見れておれも大満足だった」の部分ですね!


とても素敵なお時間をありがとうございました!✨

これからも無理のない範囲での活動、頑張って下さい!🍅

2024/05/31 14:25

百々花ちゃ〜〜ん!!
やっと読めた……遅くなりました!
とにかくすべてが澄んでいて綺麗なお話だなって感じました。
純粋で切ない恋心、それぞれの想い。
紡がれる文字と世界観、すべてが透明で鮮明で感動しました!!
百々花ちゃんの文章力ほんとすごい!
これからも応援してる〜〜✨

Nagiさん
2024/05/27 22:34

この作品のひとこと感想

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