タツナミソウ
青春・恋愛
完
4
くじら/著
- 作品番号
- 1717568
- 最終更新
- 2024/02/14
- 総文字数
- 17,674
- ページ数
- 11ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 4
「延命譲渡法」
これは自分の残りの命を人に渡すことができるという法律。
これを兄の為に使うと決断した大橋奏はなんとも気弱そうな青年だった。
そんな奏と出会った日高桜は1度自殺をしようとしたことから精神科に通ってた。
「やり残したことないの?」という桜の問いに「命に代えて守りたいと思う人に出会いたい」と奏は笑う。
「じゃあ私のこと命に代えて守ってよ」いう桜の言葉からこの物語は始まった。
着々と近づく奏のタイムリミット。
その短い時間で挫折しつつも成長し、お互いを大切に思う2人をどうか見届けてください。
これは自分の残りの命を人に渡すことができるという法律。
これを兄の為に使うと決断した大橋奏はなんとも気弱そうな青年だった。
そんな奏と出会った日高桜は1度自殺をしようとしたことから精神科に通ってた。
「やり残したことないの?」という桜の問いに「命に代えて守りたいと思う人に出会いたい」と奏は笑う。
「じゃあ私のこと命に代えて守ってよ」いう桜の言葉からこの物語は始まった。
着々と近づく奏のタイムリミット。
その短い時間で挫折しつつも成長し、お互いを大切に思う2人をどうか見届けてください。
- あらすじ
- 桜と奏。
不器用な2人のちぐはぐだけど温かい恋の物語。
タツナミソウが紡いだ強く、儚いメッセージに気が付いたとき
きっとあなたの大切なもの思い出すでしょう。
この作品の感想ノート
この世のすべてに絶望している桜と、命をかけて誰かを守りたい奏。
揃って家族内で居場所はないのに、その考え方はまるで真逆で。
桜が無理難題のような要求をしたのもきっと、それを感じ取って惹かれたからなのかな、と思いながら読み進めていました。
少しずつ桜が前向きになり、学校に行くようになってからの挫折は本当につらくて、それは絶望に染まるよね…と感情移入していました。
本当に、奏がいてよかった。
そう思ったからこそ、奏の家族を恨んでしまいそうでした……
それでも桜が少しでも暗闇の世界から抜け出し、自分の力で歩み進めていく終わりには、私も頑張ろうと、勝手に励まされた気分でした。
素敵な物語をありがとうございました!
碓氷澪夜さん
2024/03/15 10:31
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