異世界ならば掌握してもいいだろうか

異世界ファンタジー

水波練/著
異世界ならば掌握してもいいだろうか
作品番号
1716520
最終更新
2024/02/04
総文字数
29,164
ページ数
10ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
真っ当な人生を送っていたものの突如異世界に転移してしまった22歳の男子大学の研究員生の私、初部未来。何も知らない状態でこの世界を生きていくだと?!

 何も知らない彼に待っていたのは偏見と差別と身分とがモノをいう世界。困惑しつつもこの世界に争おうとする彼には、とある能力が植え付けられていた。


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 ――これはとある世界に潜む、狡猾に世界を掌握しようとする悪魔の物語。

 
 普通の国の、普通の地域。
 そこのとある街の奥に三階建ての建物がある。その建物の三階には、世界の掌握を夢見る悪魔の野望家がいた。

 
 彼はこの世界に属すものではない。彼はこの世界に召喚された、異邦人だ。
 名を初部未来。またの名を――

 
「ドミナートル。この世界を、掌握する男の名だ!」


 彼は誰よりも世界を憎み、拒んだ。この魔術がものをいう野蛮な世界を。しかし彼は誰よりも魔術を悪用していたが、誰よりもその力を恨んでもいた。そして、その矛盾こそが彼を彼たらしめるのだと。


「改めて聞くけど、あんた、どうして世界を支配しようとしてるの?」


 彼には共にこの世界を手にする野望家の仲間がいた。その名はマリア。赤髪に綺麗な目をした少女。彼女もまた、この世界を憎む人間の一人だというわけだ。


「それは、俺がこの世界を……最高に大嫌いだからだ。」


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一章後半から二章あたりから主人公が変わり始めて盛り上がってきますので乞うご期待を!


※暴力的なシーンは少なめにはなっているはずではありますが、多少なりとも出てくる可能性はありますのでご了承ください。
あらすじ
研究室からの帰り道、初部は、ある時研究室の研究員の一人に気絶させられてしまう。目が覚めた時にはそこは異世界。戸惑いながらも街を彷徨っていると、この世界の闇の声が聞こえてくる。初部はその時から徐々に闇の世界に加担するようになっていく…

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