君とまた会えるまで、桜が咲いているように
青春・恋愛
完
6
涼風すい/著
- 作品番号
- 1708631
- 最終更新
- 2023/11/12
- 総文字数
- 20,556
- ページ数
- 18ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 6
卒業式が終わったはずの、私の入学式の日。
どうしてか、君は桜に向かって微笑んでいた。
そこで教えてもらったはずの桜の名前が、思い出せない。
だから私は、「君」と「桜」を探してる。
私は、その二つに救われた。
君と出会った瞬間から、きっと私は私の「臆病」という肩書きを消していた。
だから、どうか、君に会えるまでに、桜が咲いていてほしい。
気づけば、そう思っていた。
どうしてか、君は桜に向かって微笑んでいた。
そこで教えてもらったはずの桜の名前が、思い出せない。
だから私は、「君」と「桜」を探してる。
私は、その二つに救われた。
君と出会った瞬間から、きっと私は私の「臆病」という肩書きを消していた。
だから、どうか、君に会えるまでに、桜が咲いていてほしい。
気づけば、そう思っていた。
- あらすじ
- 高校一年生なりたての八木仄花(やぎ ほのか)は、入学式で出会ったかつての卒業生である素原灯輝(すはら あき)から教えてもらった桜の名前が思い出せない。そんな仄花は、桜の名前を知るべく、灯輝を探すことに。すると、通りかかった公園で、桜の絵を描く男性を見つけ…。
ずっと素直になれないと思っていたカナとの関係も、思い出の桜も。君がいれば。
臆病な自分の日常が少しだけ色づく、春の日から始まるいつかの物語。
この作品をシェア
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…