しゅん‐か【春×霞】

 読み方:しゅんか
春のかすみ。はるがすみ。
はる‐がすみ【春×霞】

 読み方:はるがすみ
《室町時代ごろまでは「はるかすみ」》
【一】[名]春の霞。《季 春》「洛陽の朝餉(あさげ)過ぎたり—/蓼太」
【二】[枕]同音の繰り返し、また、霞のかかっている状態から、「春日(かすが)」「立つ」「井上(ゐのへ)」などにかかる。
「—春日の里の植ゑ小水葱(こなぎ)」〈万・四〇七〉
「—井の上ゆ直(ただ)に道はあれど」〈万・一二五六〉


さくら‐びと【桜人】

 読み方:さくらびと
桜をめでる人。花人。《季 春》

か‐えい〔クワ‐〕【花影】

 読み方:かえい
月の光などによってできる花の影。特に、桜の花の影。「春宵の—」

しゅん‐らい【春雷】

 読み方:しゅんらい
春に鳴る雷。多くの場合、寒冷前線の通過に伴う。《季 春》「—の鳴り過ぐるなり湾の上/虚子」

おぼろ‐づき【×朧月】

 読み方:おぼろづき
霧や靄(もや)などに包まれて、柔らかくほのかにかすんで見える春の夜の月。《季 春》「大原や蝶(てふ)の出て舞ふ—/丈草」

しゅん‐しゅう〔‐シウ〕【春愁】

 読み方:しゅんしゅう
春の季節に、なんとなくわびしく気持ちがふさぐこと。春の愁い。《季 春》「—のかぎりを躑躅(つつじ)燃えにけり/秋桜子」

こう‐ふう〔クワウ‐〕【光風】

 読み方:こうふう
晴れあがった春の日にさわやかに吹く風。また、雨あがりに、草木の間を吹き渡る風。


せい‐しゅん【青春】

 読み方:せいしゅん
《五行説で青は春の色であるところから》
1 夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代を、人生の春にたとえたもの。青年時代。「—を謳歌(おうか)する」「—時代」
2 春。陽春。
「—二三月」〈漱石・草枕〉


えん‐よう〔‐ヤウ〕【艶陽】

 はなやかな晩春のころ。


cf.デジタル大辞泉


春茜【はるあかね】

 春、夕暮れが茜色の空。春の夕焼けが美しい空。


cf.日本語表現インフォ