あの川辺で小神から夢のあれこれを聞かされた翌週、月曜日。
わたしは学校へ向かう道すがら、あの土曜日の出来事を思い返していた。
あの日のことを思い出すだけでわたしの心にはモヤモヤとしたものが広がっては消え、広がっては消える。
何でわたしはこんな超自然現象に付き合わされているんだろう、全く。
これも全て小神が絡んできたせいなのだが――。
土曜日、小神は彼がかつて見ていたという松本くんのお決まりのパターンの夢と、パターンから外れたわたし・星野かおるが登場する夢について、そしてわたしの夢を覗き見たことについて詳らかに語ったのだった。
語り終えた彼がわたしに手渡したものがある。
それは、プロ野球のチケットだ。それも二枚組の。
日付を見ればそれは今週末に行われる人気球団同士の試合で、さらに言えば年間指定席であった。
どうして小神が年間指定席を持っているのかそれは甚だ疑問ではあったが、ともかく小神はこのチケットを松本くんに渡し、二人で野球の試合を見に行けという。
わたしは学校へ向かう道すがら、あの土曜日の出来事を思い返していた。
あの日のことを思い出すだけでわたしの心にはモヤモヤとしたものが広がっては消え、広がっては消える。
何でわたしはこんな超自然現象に付き合わされているんだろう、全く。
これも全て小神が絡んできたせいなのだが――。
土曜日、小神は彼がかつて見ていたという松本くんのお決まりのパターンの夢と、パターンから外れたわたし・星野かおるが登場する夢について、そしてわたしの夢を覗き見たことについて詳らかに語ったのだった。
語り終えた彼がわたしに手渡したものがある。
それは、プロ野球のチケットだ。それも二枚組の。
日付を見ればそれは今週末に行われる人気球団同士の試合で、さらに言えば年間指定席であった。
どうして小神が年間指定席を持っているのかそれは甚だ疑問ではあったが、ともかく小神はこのチケットを松本くんに渡し、二人で野球の試合を見に行けという。