小神は語りだした。
「しかしそれが松本くんの夢でないことは、夢の光景から一瞬で判断できました。
そこは松本くんの夢の空間とはまるっきり違った空間でした。何より場が明るく、何となく軽いのです。
私は自分がその夢の中で女性になっているということに、早い段階で気が付きました。
夢の主は、様々な種類のスイーツが乗ったテーブルの前でどれから食べていこうか、必死になって悩んでいます。
どの新作が最も美味なのか、あるいは最もカロリーが低いのか、今一番売れているのか――夢の主の頭の中にあるのはそんなことばかりでした。
なんとこの夢の主は能天気なのだろう、と呆れました」
「しかしそれが松本くんの夢でないことは、夢の光景から一瞬で判断できました。
そこは松本くんの夢の空間とはまるっきり違った空間でした。何より場が明るく、何となく軽いのです。
私は自分がその夢の中で女性になっているということに、早い段階で気が付きました。
夢の主は、様々な種類のスイーツが乗ったテーブルの前でどれから食べていこうか、必死になって悩んでいます。
どの新作が最も美味なのか、あるいは最もカロリーが低いのか、今一番売れているのか――夢の主の頭の中にあるのはそんなことばかりでした。
なんとこの夢の主は能天気なのだろう、と呆れました」