青春・恋愛
完

- 作品番号
- 1354271
- 最終更新
- 2016/08/03
- 総文字数
- 112,965
- ページ数
- 239ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 138
人に言われたら、言われたとおり、その色になるだけ。
自分の色じゃない。
それでもいいって思っていた。
無駄にあがくことよりも、諦めたほうが傷つかないから。
流れに任せたほうが楽だから。
でも、そんなことがどうでもよくなるくらいの衝撃。
目に飛びこんできた色の洪水が、私を一瞬で虜にした。
“無題 2年 桐谷遥(きりやはるか)”
その絵の前で、私はどのくらい佇んでいたんだろう。
***
麻沢 奏(あさざわ かな)の名前で、書籍化が決定しました。
『放課後美術室』
著者:麻沢 奏(イアム)
発売日:9月28日(水)
発行:スターツ出版文庫
この作品のレビュー
自分の色を解放して、色々な色を手にして、それらの色を足して無限の色を作っていく、これが恋で、これを教えてくれたのはチャラくて掴みどころのない"桐谷遥"だった。
恋は儚くて、恋人という関係は一番脆くて、いつか無くなって、別れて、離れてしまうもので、それでも相手がほしくて、誰にも取られたくなくて、一緒にいたくて、自分が相手の色に染ってしまうほどの愛おしさが文字の羅列から伝わってきて、胸が切なく鳴って。だけど、様々な色を持って、たまにメチャクチャな絵を描いて、ズル休みをして、わらって、泣いて、怒って、唇から伝わる想いを油絵のように重ねて、色味を足して、ふたりだけの色を作って過ごしていく姿が優しく映りました。
青の濃淡のグラデーション、オレンジと白が飛沫、鮮やかな景色が脳裏に浮かんで、恋の瑞々しさ、愛おしさを教えてくれる優しい物語でした。
イアムさんの作品最近読みこんでます。 どの作品も吸い込まれるような作品で最高です。イアムさんが表現するこの自由な感じの桐谷先輩好きです。読み終わって、しばらく心に穴が空いた感覚でした。素敵な作品ありがとうございます!!!
イアムさんの作品最近読みこんでます。
どの作品も吸い込まれるような作品で最高です。イアムさんが表現するこの自由な感じの桐谷先輩好きです。読み終わって、しばらく心に穴が空いた感覚でした。素敵な作品ありがとうございます!!!
自分が美術部という事もあり、のめり込んで読んでしまいました。
特に絵を文章で表している部分、人物画の所だと思いますが、その表現力に思わず息が突っかかりました。
脳裏に作者様が思い描く物が伝わって来て、読んでいて心地良かったです。
特に葉や枝などを使う所など、物語のキャラが作る絵の作風が感じられて嬉しかったです。
読み終わった後も余韻に浸れました。
○○室シリーズ、感動と、切なさ、そして何よりも心に癒しを与えてくれます。
新たな新作、そして良ければですが続編を期待しています。
この作品の感想ノート
放課後美術室、大好きです!!
一回読んでスゴくはまっちゃって、本も買いました!
遥先輩の感情が読めなくて、空気みたいな所がツボでした!
「7」の遥先輩の欲しいって所がもうウワァーッて感じでめちゃくちゃカッコ良かったです!
沙希ちゃんは、遥先輩への愛を心の中に秘めているみたいなとこが焦れったくて可愛かったです!
遥先輩の前でコロコロ表情変わる所も好きです!
私の中で、放課後美術室は最高です!
麻沢奏先生、これからもステキな作品よろしくお願いいたします❗️
絶対読みます‼️
放課後シリーズほんとに面白いです。
無駄にイチャイチャしてる場面がなく、それでも少しドキッとする要素がしっかりあり番外編がないからこそ、読み終わったあと、これからこの登場人物らはどうなっていくのかなとか想像しちゃったりして、とても読み応えのあるシリーズだと思ってます。放課後シリーズまた新しい作品が出ることを願ってます。
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