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自分の色を解放して、色々な色を手にして、それらの色を足して無限の色を作っていく、これが恋で、これを教えてくれたのはチャラくて掴みどころのない"桐谷遥"だった。 恋は儚くて、恋人という関係は一番脆くて、いつか無くなって、別れて、離れてしまうもので、それでも相手がほしくて、誰にも取られたくなくて、一緒にいたくて、自分が相手の色に染ってしまうほどの愛おしさが文字の羅列から伝わってきて、胸が切なく鳴って。だけど、様々な色を持って、たまにメチャクチャな絵を描いて、ズル休みをして、わらって、泣いて、怒って、唇から伝わる想いを油絵のように重ねて、色味を足して、ふたりだけの色を作って過ごしていく姿が優しく映りました。 青の濃淡のグラデーション、オレンジと白が飛沫、鮮やかな景色が脳裏に浮かんで、恋の瑞々しさ、愛おしさを教えてくれる優しい物語でした。
イアムさんの作品最近読みこんでます。 どの作品も吸い込まれるような作品で最高です。イアムさんが表現するこの自由な感じの桐谷先輩好きです。読み終わって、しばらく心に穴が空いた感覚でした。素敵な作品ありがとうございます!!!
自分が美術部という事もあり、のめり込んで読んでしまいました。 特に絵を文章で表している部分、人物画の所だと思いますが、その表現力に思わず息が突っかかりました。 脳裏に作者様が思い描く物が伝わって来て、読んでいて心地良かったです。 特に葉や枝などを使う所など、物語のキャラが作る絵の作風が感じられて嬉しかったです。 読み終わった後も余韻に浸れました。 ○○室シリーズ、感動と、切なさ、そして何よりも心に癒しを与えてくれます。 新たな新作、そして良ければですが続編を期待しています。
上手く言えませんが、 表現の仕方も上手く 私の感情まで書かれているようでした。 絵を描いたことがない人にも オススメできる作品だと思いました。