プロフィール

瀧本飛鳥
【会員番号】1407521
承認欲求を埋める為、投稿し始めました。色々検討した結果、ここなら自分が書いたものも探しやすくて、人の目にも映りやすいだろうと思ってこちらに投稿させて頂きました。1人でも多くの方に読んでもらって感想を教えてほしいと思っています。古いものから新しいものまで順不同で挙げて行きたいと思います。どうぞ瀧本飛鳥の作品を宜しくお願い致します。

作品一覧

僕の狂気

総文字数/3,083

ヒューマンドラマ1ページ

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 僕の世界は狂気で満ちている。  子供の頃、ハムスターを飼っていた。小さくて可愛らしくて無防備で、僕には苛立ちを覚えさせるものだった。  ぎゅうっと強く握り締める。目玉が飛び出て、心臓の鼓動がじかに感じられる。何度も繰り返した。ぽおんと飛び上がらせると手足をばたつかせて空をかく。わざと受け止めずに床まで落とす。それでもハムスターは何も無かったようにせかせかと動く。僕の手がハムスターを握り締める。ぽろぽろとうんこが出てくる。床まで落とす。何度も繰り返してもハムスターは何事もなかったように動き回る。あるいは、警戒でもしてくれれば僕の心は変わったかもしれない。
恋文〜春風のいたずら〜

総文字数/16,746

青春・恋愛1ページ

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はるうらら。というように『春』を表現する言葉はラ行が多い。 人に見られてはいけない恋文。たとえ見られても大丈夫な恋文。 青草が芽吹く。 日差しは温かく、締め切った部屋は太陽の匂いに満ち、窓の外の空は霞むように広い。 風はまだまだ肌寒く、服に迷う。 天気はあっという間に変わりやすく、昼晴れていた空も向こうの雲は急流に身を任せるままに通り過ぎ、いつの間にか空は灰色に移り変わる。 灰色雲の下で寒そうに人が歩いていく。髪が冷たそうになびいている。 ばたばたと旗を鳴らし、ぽつぽつ雨が落ちてくる。斜めに走るそれに人々は足を速める。 またある日は、広い空の遥か向こうで、雲の端が空に滲むように霞むように浮かんでいる。夕日を浴びたような煙った雲。あの雲がこちらに届くのはいつのことか。 またある日は、雲一つ無く、空は高く、澄んでいるように青く、けれど煙ったように遠くは白く、少し肌寒い風は心地よく、ずっと立っていると背が熱くなるほど日差しは温かい。 そんなはるうらら。恋するものが二人。
夢の中の人に花束を。

総文字数/7,014

その他1ページ

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「いらっしゃいませ」  顔なじみの少女が元気よく挨拶する。 「おはようございます」 「今日は何色にしますか?」 「黄色がいいな」 「黄色ですね、すぐ用意します」  少女は慣れた手つきで周囲に目を配った後、黄色をメインにした花束を作り出す。ものの五分とかけずに依頼どおりに作った花束を作り上げ、まだ幼さの残る青年に見せる。 「これでどうですか?」 「うん、それで」  青年の了解を受けて少女は包装紙で簡単にまとめて青年に手渡した。青年は代金を支払うと、軽い足取りで去っていった。
カナシミ

総文字数/13,131

異世界ファンタジー1ページ

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 その日、カナシミが死んだ。私がカナシミと出会って一週間目のことだった。  私が住んでいる町からおよそ百キロほど南に位置するこの町はおかげで一年を通して涼しいと聞く。寂れているわけではないが栄えているわけでもない。周囲からの出入りもあるが風のごとく通るに任せている。風景こそ私の故郷に似ているが、根本が異なっている。
アカイイキ

総文字数/21,270

和風ファンタジー1ページ

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 うっかりしていた。ただそれだけだ。母様にいつも叱られていることだ。おまえはどうしていつもそうなのですか、もっとしっかりしなさい! そうだね、母様。もっとしっかりしていればこんなことにはならなかったのに。

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