プロフィール

瀧本飛鳥
【会員番号】1407521

作品一覧

夢の中の人に花束を。

総文字数/7,014

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父親の死をきっかけに心が壊れてしまった母親に、花束を贈るのが、青年青葉心地の朝のルーティンだった。彼女は記憶することができず息子の訪問も記憶にも残らない。ところがある日、記憶していたことに驚く。医師は今が現実に戻す絶好のチャンスと見て、自分は息子であること、父は亡くなった事を話すが、結果は悲惨に終わった。母の心は完全に壊れてしまった。もう二度と戻らない、永遠の夢の中に入っていってしまった。求めようのない記憶の中からそれは最後の繋がりだったのかもしれない。「ありがと、心地」  ぽつりと呟かれたのは本能の最後の別れだったのか。泣き崩れる心地を、もう行ってしまった人がいつまでもその背をさすっていた。
手のひらの温度

総文字数/2,686

SF・冒険1ページ

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白衣をまとった先生。ここは学校。だけど私たちは普通じゃない。分かってた。お別れの時が来ることを。ようやく受けて、私たちは消えた。
ポトス〜再生〜

総文字数/1,706

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突然、母親が倒れた。意識は戻らないという。毎日学校帰りに顔を出す僕。対して父に動揺は見られない。そうしてその日を迎えた。母が死んだ。帰り道、ふとこぼした父親の一言に、僕は救われた気がする。
それでも僕はアムカをする。

総文字数/4,558

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僕がアムカをする理由を、ただただ吐き出した。いわゆる社会人の中で学んだことや身につけた術を交えて、アムカする理由を探す。
深淵の外れ

総文字数/2,106

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深淵の外れ ある事をしようとしていた〝彼女〟に〝僕〟が声をかけたところから二人の世界が始まる。寂れた海沿いの電車で行った先で途中下車して砂浜をただ歩く。そのうち〝彼女〟に変化が。「あんまん食べたい」、「電車に乗りたい」と言葉が零れる。その時点で二人の世界は崩れ始めていたのかも知れない。砂浜を歩いて休憩している間に眠気に引き寄せられる〝彼女〟。そろそろ終わりだ。電車に乗った〝彼女〟はいつの間にか夢の中へ。取り残された〝僕〟は〝彼女〟からかみそりを取り上げ〝彼女〟を起こさずに電車を降りる。商店街の灯りに思わず「ただいま」というと「おかえり」と言う声が聞こえた。

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